コープデリが行うペットボトルキャップの有効活用
埼玉県さいたま市に本部を置くコープデリ生活協同組合連合会は、2024年度に組合員から預かったペットボトルキャップを基にしたリサイクル活動を通じて、240万2300円の寄付を「認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会」(JCV)に贈呈しました。この寄付額は、ポリオワクチンに換算すると約12万115人分にもなる大きな支援となります。これにより、コープデリは地域社会への貢献をさらに強化しました。
ペットボトルキャップの集約と寄付の実績
コープデリ連合会では、2012年から店舗や宅配で組合員からペットボトルキャップを集める活動を始めました。これまでの累計回収数はなんと約8億2923万個に達し、累計寄付金額も2013万200円におよびます。これは、組合員誰もが参加できるシンプルながらも重要なエコ活動として、多くの人に支持されています。
寄付金の使い道と貢献の内容
贈呈された寄付金は、JCVとユニセフが共同で実施する「子どもワクチン支援活動」に充てられます。この活動は、ミャンマー、ラオス、ブータン、バヌアツの4カ国の子どもたちに向けてポリオやはしか、ジフテリア、破傷風など、予防が可能な感染症から命を守るためのワクチンを提供するものです。さらに、保冷庫や注射器など必要な関連機器も含まれ、子どもたちの健康を守るために重要な役割を果たしています。
寄付金贈呈式の開催
寄付金贈呈式は2025年6月18日に行われ、JCVの剱持睦子理事長に対して、コープデリ連合会の熊﨑伸代表理事理事長が目録を手渡しました。式の場では、両者がこの活動の意義について語り合い、今後の更なる活動の発展を約束しています。
エコと社会貢献を両立させる取り組み
コープデリ連合会は、ペットボトルキャップを集めるだけでなく、そのリサイクルを通じて社会貢献を果たすことの大切さを広めています。組合員一人ひとりの協力により、地域社会に貢献する取り組みは今後も続いていくことでしょう。
日本中の人々が参加できるこのシステムは、エコ意識を高めると同時に、世界中の子どもたちの未来を形作る手助けをしています。小さな一歩が大きな変化に繋がることを、今私たちが実感しているのです。
このように、コープデリ連合会の取り組みは、地域社会と世界の子どもたちに光をもたらす貴重な活動として高く評価されています。今後も多くの人々がこの活動に参加し、さらなる貢献を期待しています。