赤レンガ倉庫の新サービス
2024-09-30 11:20:01

横浜赤レンガ倉庫でのモバイルオーダー導入の背景と効果

横浜赤レンガ倉庫でのモバイルオーダー導入の背景と効果



横浜赤レンガ倉庫は、その抜群のロケーションで知られ、年間を通じて多くのイベントを開催しています。特にクリスマスマーケットでは、昨年130万人以上が来場しました。こうした大型イベントでスムーズにフードやドリンクを楽しむため、自社イベント用に導入したのが施設特化型のモバイルオーダーシステム「NEW PORT」です。

モバイルオーダー導入の経緯



横浜赤レンガ倉庫の佐野秀斗さんによれば、イベントのDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進することが長年の目標でした。2021年には「横浜赤レンガ倉庫イベント公式アプリ」を開始し、最新情報やクーポンの発信を行い、ファンの獲得に努めてきました。しかし、集客数が多い中で、実際の課題として長蛇の列ができてしまうことが挙げられました。特に、横浜オクトーバーフェストやクリスマスマーケットでは、お目当ての商品にアクセスするのが難しく、混雑が発生していました。そこで、来場者が自分のデバイスから直接注文できるモバイルオーダーの導入が決定されたのです。

NEW PORTの機能とカスタマイズ性



「NEW PORT」の最大の魅力は、アプリ内での複数店舗同時購入機能です。イベントでは、色々な料理を楽しめることが期待されますが、一度の訪問で1店舗だけだと物足りないと感じる方も多いでしょう。この機能を活用することで、来場者は同時に異なる店からオーダーできるため、食事体験の幅が広がります。

さらに、モバイルオーダーの利用は会員ランクのアップにも寄与します。来場者が自分のデバイスを使って注文をし、その購入金額がアプリに連携されるため、利便性が高まります。結果的に、お客様にとって魅力的な体験となり、企業のブランディングにも貢献します。

スムーズなスタートから得た成功体験



初回のモバイルオーダーイベント「Red Brick Island 2023」を実施する際、テナント側からの理解を得るための準備が大変でした。システムの使い方について説明するマニュアル作成からオペレーション構築まで、初めての試みだったため苦労したそうですが、テナントからは「まずやってみましょう」と前向きな反応があり、無事に実施に至りました。

実際の運用開始後、参加者たちからは大量の注文が入る中で、特に追加オーダーの注文が多いというフィードバックが得られました。お店の雰囲気を楽しんだ後、追加で何かを頼む際にモバイルオーダーが役立っています。メニューが見やすく、手軽にオーダーできることが、その理由と考えられています。

テナントとの良好な関係を築く



初めての導入にあたって、テナントからの感想も重要な要素です。最初は消極的だった店舗も実際に利用を始めた後、「売上に貢献している」と好意的な意見を寄せています。この成功体験がテナント間で広がり、次のイベントでの導入がスムーズになることが期待されています。

未来に向けたビジョン



横浜赤レンガ倉庫の佐野さんは、今後もデジタル技術を活用していく意向を示しています。特に、リアルな魅力とデジタルを融合させたイベントの価値を向上させたいと考えています。このような取り組みを通じて、集客だけでなく、周辺の商業施設や観光地への誘導も目指しています。新たなサービスの提供やDX化の推進は、必然的にイベント参加者の体験価値を高める結果に繋がるでしょう。横浜赤レンガ倉庫が「港の賑わいと文化を創造する空間」として、さらなる成長を遂げることが期待されます。

結論



モバイルオーダー「NEW PORT」の導入は、横浜赤レンガ倉庫のイベント体験を革新しました。今後も、イベント業界におけるDX化の先駆者として、多くの来場者に愛される空間を提供し続けることでしょう。


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会社情報

会社名
スカイファーム株式会社
住所
神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1横浜ランドマークタワー7F
電話番号

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