健康まちづくり賞受賞
2025-11-13 11:36:02

定時制高校生が考案した健康まちづくりが千葉県知事賞を受賞

定時制高校生が挑む健康まちづくり



千葉県の定時制高校生たちが立ち上げた「健康まちづくりプロジェクト」が、ちばコラボ大賞において千葉県知事賞を受賞しました。このプロジェクトは、運営団体の一般社団法人Spiceと共に地域の健康課題に挑んだものであり、学校と地域が一体となったアプローチが注目されています。

背景と目的



定時制高校の生徒たちは、自らの健康に関する意識が低下していることに気づきました。「健康」とは身体的な面だけでなく、精神的、社会的な側面も重要であるとの理解を深めるため、探究学習を通じて新たな視点を見出すことが目指されました。授業では「あなたは健康ですか?」という質問に、多くの生徒が「自分は健康ではない」と見解を示しました。この背景には、学業と仕事を両立する生活スタイルが影響していると考えられます。

プロジェクトの進捗



プロジェクトの主要なテーマは、「Walkableな道」を実現することです。地元企業の岩渕薬品との協力を得て、生徒たちは地域の健康を考え、道のデザインを模索しています。2024年5月には市にプレゼンし、実現に向けて具体的な道の策定が進められている段階です。生徒たちのアイデアを実現するプロセスでは、地域の意見も取り入れながら道がデザインされています。

ワークショップと地域体験



2024年12月には、パラリンピアンとしても知られる花岡伸和氏を招き、講演会を実施しました。彼は、「健康まちづくりは障害者が障害者でなくなる道を探る旅でもある」と述べ、生徒たちに新たな気づきを与えました。このような体験を通じて生徒たちは、社会との接点を持つ重要性を理解していきます。

クラウドファンディングの成功



プロジェクト実施にあたっては、クラウドファンディングも決行し、目標金額の185%にあたる927,000円を達成しました。生徒たちが中心となって設置場所の検討を進め、2025年5月には完成を祝うイベントも計画しています。これらの活動を通じて、生徒たちは自らの意見が社会に反映されることを実感し、自信を持つようになるでしょう。

地域との共創の重要性



このプロジェクトは、地域企業や市役所との連携が相乗効果を生んでいます。「 健康まちづくりプロジェクト」を通じて生徒たちが考えたことは、地域社会にも価値をもたらすものであると評価されています。地元企業も生徒たちとのディスカッションを通じて新たな発想に刺激を受け、地域との協働の重要性を再認識することとなりました。

未来の展望



一般社団法人Spiceは、この取り組みを通じて生徒たちに自己表現の機会を提供し、地域活性化の一助となることを目指しています。今後もこのプロジェクトは進化し続け、地域の未来を形作る重要な要素となるでしょう。定時制高校生が地域と連携して健康を考え、取り組んでいく姿は、多くの人々に新たな希望を与えるものです。最新の活動については、Spiceのホームページやクラウドファンディングページで確認できます。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

会社情報

会社名
一般社団法人Spice
住所
千葉県千葉市中央区中央2丁目5-1千葉中央ツインビル2号館7階
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。