ブラザーの新しいスポットクーラー「PD-7100シリーズ」
ブラザー工業株式会社が、スポットクーラー「PD-7100シリーズ」の新製品を発表しました。これは、同社の国内販売子会社であるブラザー販売株式会社が、2024年4月中旬に発売予定の製品です。このスポットクーラーは、ヒートポンプ式ではないことが特長で、環境に優しい冷却技術を採用しています。
増加する熱中症問題とスポットクーラーの必要性
最近、熱中症患者の数が急激に増加しています。特に、製造業や物流業などの作業環境では全館空調を整えるのが難しいため、暑さ対策としてスポットクーラーの注目度が高まっています。イベント会場や公共施設、教育現場でも必要性が求められています。
従来のスポットクーラーの多くはヒートポンプ式を採用しており、この方式ではどうしても排気から熱風が出てしまいます。そのため、周囲の温度が上昇し、さらに排気処理を行うためにダクトを使用する必要があります。こうした課題を解決するために、ブラザーは水の気化熱を活用した冷却技術「TwinAqua」を開発し、これによって排気熱風なし・フロンレスを実現した新たなシリーズを展開しています。
新製品の特長「PD-7100F/PD-7100S」
新しくリリースされる「PD-7100F」と「PD-7100S」は、いずれも据置型のモデルです。これらの製品は、周囲が暑くならない排気熱風レスの快適な冷却を提供します。気化冷却式で冷たい風だけを送り出し、熱風が出ないため、作業環境が快適になります。
加えて、フロン類を使用していないため、管理の手間や廃棄コストが削減でき、環境にも優しい設計となっています。日本では「フロン排出抑制法」によって、冷媒としてフロン類を使う製品には法定点検が求められていますが、この新型クーラーにはその必要がありません。
省エネと環境保護の両立
この製品では、気化冷却技術により消費電力を大幅に削減し、年間のCO2排出量も約75%削減することが可能です。環境問題に敏感な今、カーボンニュートラルの実現に向けて大きく貢献しています。
ブラザーは今後も環境に配慮し、作業現場で利用される人々の労働環境改善に向けて取り組んでいきます。これにより、より快適な作業空間を提供することを目指しています。
製品詳細と価格
オープン価格(市場想定価格:税込195,800円)
オープン価格(市場想定価格:税込217,800円)
製品情報については、ブラザーの公式サイト(
製品情報サイト)をご覧ください。現代の環境に適した快適なスポットクーラーを選ぶ時代が来たといえます。ブラザーのこの新シリーズが、多くの方々のニーズに応えてくれることを期待しています。