IDOM CaaS Technologyとナルネットコミュニケーションズが車両管理で新たな協業を開始

株式会社IDOM CaaS Technology（以下「ICT」）と株式会社ナルネットコミュニケーションズは、車両管理及び整備サービスに関する業務提携を発表しました。この連携により、ICTが展開するカーリース・レンタカーサービス「ノレル」と「ノレルGO」に対し、ナルネットコミュニケーションズが車両管理サービスを提供します。この提携は、最新の整備データと全国約11,700箇所の整備工場ネットワークを活用し、車両の寿命を伸ばしつつ、環境保護にも寄与することを目指しています。

ICTは、中古車販売の「ガリバー」でも知られる株式会社IDOMの関連法人として、カーリース、レンタカー、カーローンなどのCaaS（Car as a Service）事業を展開しています。ナルネットコミュニケーションズは、長年の経験に基づく豊富な整備データとサービスを提供し、これにより自動車を所有する人々に安心を提供していきます。

この協業により、月額カーライフサービス「ノレル」と、審査なしで手間なく利用可能な「ノレルGO」のリース及びレンタカー対象車両の整備メンテナンスがさらに強化され、利便性と安心を兼ね備えたサポートが期待されます。また、全国の整備工場にアクセスすることで、転居時にも柔軟な対応が可能になります。

さらに、ICTは独自の与信育成モデルやAIを駆使した残価予測ロジックを開発し、保険や手数料に制限のある方々にも自動車を利用しやすくする仕組みを整えています。このプロジェクトにおいても、車両メンテナンスの一部はナルネットコミュニケーションズが担い、より効率的で効果的なサービスが提供されることが期待されます。

特に、新たに加わる整備サービスによって、ナルネットコミュニケーションズの管理台数は3000台〜10000台の増加を予測しています。これは、顧客サービスのさらなる向上につながるでしょう。

両社は、今後の展望として、専用のメンテナンスパック企画・運用や車両ワランティの導入を視野に入れています。また、顧客がわざわざ整備工場に足を運ばなくても整備が受けられるようにするユーザーフレンドリーな体験の提供や、整備記録を英語化して海外輸出での付加価値を向上させるための新しいアイデアについても積極的に検討しています。

両社の連携を通じて、カーボンニュートラル社会の実現に向け、自動車のトータルライフサイクルを適切に管理するシステムが整い、より効率的なモビリティ業界の実現に寄与することでしょう。今後の展開に注目が集まります。