テラドローンがインドネシアでのスマート農業を支援
テラドローン株式会社は、農林水産省の「東南アジアにおけるスマート農業の実証支援委託事業」に採択されたことを発表しました。このプロジェクトの目的は、インドネシアで日本の先進的なスマート農業技術を実証し、事業展開を図ることです。
1. プロジェクトの背景
近年、日本国内では人口が減少している一方で、世界の食品市場は拡大しています。そのため、農林水産省は日本のスマート農業技術を海外へ広めることを推進しています。特に、気象条件や農業生産条件が日本と類似しているASEAN地域は、持続可能な農業システムを構築するために重要な市場とされています。
このたび新たにインドネシアが対象国として採択され、これまでにタイ、フィリピン、ベトナムで実施されてきたプロジェクトに加わることになりました。テラドローンはその一環として、現地企業と連携しながら、ドローンを活用した農薬散布プロジェクトを展開しています。
2. プロジェクトの目的と実施内容
このプロジェクトは、具体的には以下の側面で進行します。
- - スマート農業技術のニーズ調査と情報収集
- - インドネシアにおける実証圃場の確保
- - 実証パートナーの確保
- - 事業展開のパートナー候補の確保
また、2025年2月にはジャカルタでワークショップを開催し、テラドローンの開発執行役員が「高精度測位技術を用いたドローンによる農薬・肥料散布」に関するプレゼンテーションを行いました。
その中で、広大な農地における農薬散布の効率性向上や、ヘリコプターによる散布と比較した際の優位性が強調されました。この高精度の衛星測位技術によるドローンの目視外飛行が、今後の農業分野において重要な技術となることが期待されます。
3. 今後の展望
テラドローンは、東南アジア全域におけるドローンソリューションの事業展開を目指しており、インドネシアを重要な拠点と考えています。特に期待される取り組みとしては、
- - インドネシア政府および現地企業との強力な連携
- - 農業効率化に向けた継続的な実証実験の実施
これにより、特にアブラヤシの農薬および肥料散布に関するドローン技術の開発を加速し、持続可能な農業システムの構築に寄与することを目指します。
4. テラドローンのビジョン
テラドローンは、異なる次元を融合し、豊かな未来を創造することを企業のミッションとしています。ドローン技術の開発、運用管理システム(UTM)の提供を通じて、幅広い産業に貢献していきます。また、3000件以上の実績を持ち、世界中でのドローンサービスにおいて確固たる地位を築いています。
テラドローンは、今後もグローバルな低空域経済圏のプラットフォームとして、ドローンと空飛ぶクルマの普及を進めていく方針です。詳しくは
公式サイトをご覧ください。