武庫川女子大学と日本老人福祉財団の連携
日本老人福祉財団が全国7箇所に介護付有料老人ホームを運営する中、2024年度後期課程において武庫川女子大学経営学部との実践学習プログラムを実施しました。これは、社会課題に対する理解を深めるために行われ、介護・福祉業界への興味を喚起することを目的としています。
実践学習の内容
このプログラムでは、6人の学生が「ゆうゆうの里」を訪問し、介護・福祉の仕事の実際を体験することが重要な要素となっていました。はじめに、参加学生たちはオリエンテーションを受けた後、神戸と大阪にある「ゆうゆうの里」を訪れ、施設見学や昼食体験を通じて、現場の職員や入居者との交流を深めました。特に、インタビューを通じて介護や福祉に対する理解を深めたことは、学生たちにとって大きな学びとなりました。
学生たちの感想
プログラムを終えた学生たちは口を揃えて「新たな学びが得られた」と感じています。一人の学生は、初めて福祉施設を訪れたことで「持っていたイメージが覆された」と述べ、他の学生も「貴重な体験をさせていただいた」と感謝の意を表しました。こうした体験から、先入観を持たずに現場を見て学ぶことの重要性に気づいたといいます。この学びが、将来のキャリアにどのように活かされるのか楽しみです。
SNSを通じた情報発信
また、本プログラムでは、介護・福祉業界の魅力を伝えるためのSNSコンテンツ制作にも取り組みました。特に、学生たち自身がターゲットにする世代へのアプローチの一環として、Instagramを活用したプロジェクトが展開されました。内容としては、「ゆうゆうの里」の安らぎと温かさをテーマに、デザインやメッセージを考案し、最終的にはプレゼンテーションを行いました。
プレゼンでは、「介護職に対する印象が変わるように、少しでも興味を持ってもらいたい」という学生たちのメッセージが強調されました。彼らは、介護と福祉の仕事に対するマイナスな印象を払拭し、やりがいのある現場であることを積極的に伝えています。
学びの振り返りと今後の展望
このプログラムを担当した日本老人福祉財団の人事部課長は、学生たちの真剣な取り組みに感銘を受けたと話し、今後もこのような実践的な学習の機会を提供していく意義を再確認しました。さらに、財団は介護・福祉人材の育成についても力を入れ、若い世代への情報発信を強化していく方針です。
日本老人福祉財団について
日本老人福祉財団は、1973年に設立され、老後の安心と幸せを提供することを基本理念としています。これからも豊かな福祉社会の実現を目指し、介護・福祉の現場で活躍できる人材育成に向けた取り組みを続けていきます。
このように、武庫川女子大学との協力によって、学生たちが未来の介護・福祉業界に貢献する一助となることが期待されるプログラムが展開されているのです。