人的資本調査2025が始動
一般社団法人HRテクノロジーコンソーシアムが、人的資本経営と開示に関する大規模調査「人的資本調査2025」を開始します。この取り組みは、企業の持続可能な成長に向けて人的資本への投資の重要性を認識し、質の高い人的資本の取り組みを広めることを目的としています。
昨年度までの調査では、1300社以上が参加し、700社以上から具体的な回答を得た実績があります。この調査を通じて、個々の企業の人的資本取り組みを無償で評価しフィードバックを行い、その優れた活動に対して表彰を行っています。「フィードバックレポートを受け、自社の人材戦略を見直す良い機会になった」といった声や、「表彰を受けたことで企業イメージが向上した」との好評が寄せられています。
調査の概要
2025年も、前年に続き「人的資本調査2025」が開催されます。調査の対象は上場・未上場を問わず、全ての企業および団体で実施されます。調査は2025年9月10日から11月28日までの間に行われ、その結果は2026年1月下旬にフィードバックレポートとして提供され、さらに2月から3月にかけては先進的な取り組みを行った企業への表彰が行われます。
回答へのメリット
この調査に参加することで、企業は無償でフィードバックレポートを受け取ることができ、自社の人的資本の現状分析やさらなる発展のためのヒントを得られます。また、特に優れた取り組みを評価し「人的資本リーダーズ2025」として表彰するほか、一定の基準を満たした企業には「人的資本経営品質2025」として認定されます。この認定を受けた企業は、企業PRの面でも優位に立つことができます。
セミナーの開催
この調査を記念して、専門家によるオンラインセミナーも開催が決定しています。開催は2025年9月10日から11月28日までの期間で、参加者の都合に合わせたオンデマンド配信形式で行われます。セミナーでは、人的資本経営や開示の最新動向と、それが財務情報とどうつながるのかが議論されます。
セミナー内容
セミナーは、第一部として二つの講演が予定されています。まず、慶應義塾大学の岩本隆講師が「人的資本経営・開示の最新動向」について講演し、次にMS&ADインターリスク総研の関根彰吾が「財務情報とのつながりを意識した人的資本開示」をテーマに話をします。最後に「人的資本調査2025」に関する案内が行われます。
この調査は、企業間の人的資本へのアプローチを比較する貴重な機会になり、参加企業が自身の取り組みを見直す契機にも繋がります。企業の成長と持続可能な社会の実現に向けて、人的資本調査2025にご期待ください。
お問い合わせ先
HRテクノロジーコンソーシアムへの問い合わせは、担当の上村さんまで。詳細については公式サイトや関連リンクをご参照ください。