弥生の新サービスでマイナンバー管理を強化
弥生株式会社は、スモールビジネスを対象にした新しいサービスの提供を発表しました。特に、来たるマイナンバー制度にともなう事業者への負担軽減を目指したものです。この制度においては、企業が税務署などに提出する際、従業員のマイナンバーを正確に記載することが求められており、適切な管理が必須です。
マイナンバー制度とスモールビジネスの課題
2016年に始まるマイナンバー制度は、多くの中小企業や個人事業主に新たな負担をもたらしました。弥生が行った調査によると、特に「マイナンバーの厳格管理」や「収集に関する不安」が多数の事業者から挙げられました。これに対し、弥生はNTTデータと連携し、安心してマイナンバーを運用できる環境を提供します。
NTTデータとの協力
新たなサービス「データ管理の達人」との連携により、弥生の給与計算ソフト「弥生給与 16」や「やよいの給与計算 16」で作成されたデータをもとに、マイナンバーを安全に管理できる仕組みが整います。このソフトは、マイナンバーを包括的に登録・編集する機能を持ち、収集から廃棄までの全てのプロセスをセキュアにサポートします。
サービスの概要
- - サービス名称: データ管理の達人
- - 提供開始時期: 2016年1月4日
- - 弥生製品との連携開始: 2016年4月
クラウドストレージの強化
「弥生ドライブ」というクラウドストレージサービスも強化され、特にマイナンバーを含む業務データを安全に保管できるとされています。これにより、スモールビジネスが求めるセキュリティへの対応が一層強化されます。
企業のさらなる成長を目指して
弥生は、マイナンバー管理のニーズに応えるためにサービスを進化させています。事業者が安心して業務を進められる環境を整えつつ、今後も様々なサービスを展開していく方針です。この取組は、弥生の使命である中小企業や個人事業者を支えるための「事業コンシェルジュ」としての役割を果たすものです。
今後も、弥生は顧客のニーズに応じた付加価値を提供し、ビジネスの発展を支援するサービスを提供し続けることでしょう。