資生堂が提案する2024年秋冬トレンドメイクアップ：ほんのり毒気のある「ビターロマンティックメイク」

資生堂ビューティークリエイションセンターは、2024年秋冬のメイクアップトレンドとして、「ビターロマンティックメイク」を提案しています。これは、ロマンティックな要素に、ほんの少しの'毒っ気'をミックスさせた、大人の女性のための新しいメイクアップスタイルです。

2024年秋冬は「ビターロマンティックメイク」が注目！

2024年春夏は、ミニマルで上質なメイクアップが主流でしたが、秋冬には、個性的な表現が求められるようになると予測されています。資生堂は、この変化を捉え、「ビターロマンティックメイク」を提案しました。

このメイクアップの特徴は、Z世代を中心に人気を集めている「下重心メイク」をアップデートした点にあります。目より下にボリュームを置き、ほおの余白を埋めることで、可愛らしさと大人っぽさを両立させています。さらに、アイメイクには、ほんの少しの'毒っ気'を取り入れることで、個性を際立たせています。

ビターロマンティックメイクのポイント

1. アイメイク:

- 肌の赤みやくすみを活かしたカラーを使うことで、目もとの存在感を際立たせます。
- 透け感のあるラメアイシャドウをアイホール全体に塗り、ピンクやピンクブラウンのアイシャドウを下まぶたや目尻に重ねます。
- レッドのアイシャドウを黒目の下にぼかして、ほんの少しの'毒っ気'をプラスします。
- アイラインは長めに引き、下まつ毛の際にも点で埋めるように描きます。
- マスカラはセパレートするように上下のまつ毛に塗り、下まつ毛に重ねづけしてボリュームを出します。

2. チーク:

- ほおの高め・中央寄りの位置に、淡い発色のチークを広めにぼかします。
- 発色のよいチークを起点部分に重ね塗りすることで、内側から発色しているような繊細なグラデーションを作ります。
- ほお骨の高い位置からこめかみにかけて、肌なじみのよいベージュ系のチークでふんわりとぼかし仕上げます。

3. その他のパーツ:

- 肌：トーンアップ効果のあるラベンダーカラーの下地を薄く顔全体になじませ、ファンデーションを塗布します。ルースパウダーで透明感のある薄膜ツヤ肌に仕上げます。
- 眉：アイメイクに合わせ、明るめの眉に仕上げます。眉マスカラを塗布し、足りない部分をアイブロウペンシルで書き足します。
- 口もと：唇の輪郭を丸く描き、ふっくらリップに仕上げます。

大人世代のためのビターロマンティックメイク

メインLOOKを参考に、さりげなく「ビターロマンティックメイク」を取り入れたい場合は、透け感やツヤをプラスして、柔らかさを演出するのがおすすめです。

- チーク＆ハイライト：ハイライトを重ねて立体感を出し、甘さとハリ感をプラスします。
- アイメイク：透け感のあるアイテムにチェンジして、自然な下重心メイクを演出します。

コレクション傾向と一般の方へのヒアリングから

2024年秋冬は、ファッションでは「クワイエットラグジュアリー」から、「個性」や「強さ」を主張する動きへと変化しています。メイクアップでも、ミニマルな表現から、ボリューム感が増し、日常を感じつつも違和感のある要素を取り入れたメイクアップが注目されています。

国内女性雑誌やSNSのビューティー傾向からは、「幼さ」や「自分らしさを追求」という共通点が見られます。素肌が美しく見える仕上がりにするために、トーンアップ効果のある下地のニーズが高まっているようです。また、チークをほおの高め・中央寄りに入れたり、横に広くぼかすことで、幼さや優しい印象を演出する傾向が見られます。