小林食品、欧州進出へ
2026-09-16 09:42:30
小林食品がEU HACCP認証を取得し、欧州市場での展開を加速
小林食品がEU HACCP認証を取得
静岡県焼津市に本社を構える小林食品株式会社は、満を持してEU HACCP認証を受領し、2026年6月23日には田尻工場がEU向け輸出水産食品取扱施設として認定されました。この認証により、同社の薄削りラインで製造される削り節や節類粉砕製品は、晴れてEU市場に輸出できることとなりました。8月19日、農林水産省において行われた認定書授与式で正式にその証明となる書類が授与されたことで、同社の国際的な展開が一層加速することが期待されます。
EU市場への道筋
世界的に日本食への関心が高まりを見せる中で、小林食品は海外市場へも積極的に進出しています。2025年にはハラール認証を取得し、さらなる多様な国や地域への商品供給体制を整えてきましたが、EU市場に進出するためには厳しい衛生要件をクリアすることが求められます。そこで、自社工場の製造工程だけでなく、使用する原材料の流れについても徹底的な確認を行いました。
特に、鰹節を加工する際に発生する可能性のある有害物質、すなわちベンゾ[a]ピレンへの対応が重要な課題として浮上しました。EUでは、鰹節に含まれるPAHs(多環芳香族炭化水素)の含有量には厳格な上限が設定されており、小林食品は、原材料の選定から製造ラインの清掃、製造工程の管理に至るまで、細心の注意を払って取り組んできました。これにより、今回の認定を受けることができたのです。
製品の幅広い用途
EU HACCP認定を受けた小林食品の削り節製品は、和食だけでなく、様々な料理に使用することができます。例えば、飲食店ではたこ焼きやお好み焼き、麺料理などのトッピング、さらにはだしの取り方にも応用可能です。また、食品メーカー向けには、カップ麺などの具材や、パン、菓子、麺類への練り込み、さらにはシーズニング原料としての使用を提案しています。そのため、鰹節の香りと旨味を最大限に活かした新しい使い方を広めていく予定です。
今後の展望
この度のEU HACCP認定を契機に、小林食品はEU市場での商品の提案を一層強化していく方針です。削り節は「日本食に欠かせない食材」だけでなく、個々の国々の食文化やニーズに合わせた多様な用途を強調し、積極的な商談や展示会への参加によって、日本の「だし文化」の魅力を広めていく予定です。
最後に、企業概要もご紹介します。小林食品株式会社は1982年に設立され、業務用削り節の製造を行っています。今後とも、顧客ニーズに応える商品開発とともに、日本食の魅力を世界に発信しながら、国際的な市場にさらなる展開を期待されています。
会社情報
- 会社名
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小林食品株式会社
- 住所
- 電話番号
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