京都橘大学新学長に岡田知弘教授が就任、地域経済学の専門家が舵を取る

京都橘大学の新たなリーダー

2025年4月1日から新たに始まる任期のもと、京都橘大学の第13代学長に岡田知弘教授が選ばれました。現学長である日比野英子氏の任期満了に応じた選考過程を経て、学校法人京都橘学園理事会での決定を受け、岡田教授が正式に学長に就任します。任期は2028年3月31日までの3年間です。

岡田知弘教授の経歴

岡田知弘教授は1954年生まれで、経済学の博士号を持つ地域経済学の専門家です。京都大学の経済学部を卒業し、同大学院でさらに研鑽を積み、1985年には経済政策学の研究指導認定を受けました。その後、岐阜経済大学の助教授や、京都大学の教授を経て、2019年からは京都橘大学の経営学科教授として活躍しています。また、2020年から2024年までの間、地域連携センターのセンター長も務めています。

学会活動と実績

岡田教授は、地域経済に関する学会活動や地方自治体のための政策アドバイザーとしても広く知られています。彼は、日本村落研究学会や日本地域経済学会など多数の学会に所属しており、地域産業や地方自治の領域での研究を進めています。また、自治体問題研究所の理事長や日本地域経済学会の会長など、政府機関や地方自治体へのアドバイザーとしても活躍してきました。

新学長の抱負

岡田教授は、新学長就任に当たって次のようにコメントしています。「私が学生生活を送っていた時、京都橘大学は女子大学でしたが、その後男女共学へと転換し、現在では医療や工学を含む9学部15学科を設立した総合大学に成長しました。これは多くの方々の努力の賜物です。今後は、大学の理念である「自立・共生・臨床の知」を進化させていきたい」と述べています。地域に根差した教育の重要性を強調し、学内外への支援を引き続き受けながら、大学の成長に寄与する姿勢を示しています。

今後の動向

岡田教授の就任は、京都橘大学にとって新たな一歩を意味します。地域経済学の専門家としての視点を活かし、大学が地域との連携を強化し、さらなる発展を遂げることが期待されます。また、岡田教授は、既存の教育システムを見直し、学生一人ひとりの学びを大切にする方針を掲げています。これにより、より多様な学びの場を提供することを目指しています。今後の岡田教授のリーダーシップに注目が集まります。

京都橘大学は、岡田知弘新学長のもと、さらなる革新を追求し続けることでしょう。地域との繋がりを深め、教育の質を高めながら、未来を見据えた大学づくりに邁進する姿勢が求められています。

今後の彼の取り組みに期待が寄せられます。

会社情報