JMA Journal、ジャーナル・インパクトファクター取得
日本医師会が発行するオンラインジャーナル「JMA Journal」が、初めてジャーナル・インパクトファクターを取得したことが報じられました。この指標は、学術雑誌に掲載された論文が一般的にどれくらい引用されているかを示しており、今回の数値は1.5です。この成果は、国内外の医学研究者や医療従事者にとって、貴重な情報源としての位置付けを強化するものです。
JMA Journalの特色
「JMA Journal」は、臨床医学や基礎医学、公衆衛生学を含む、幅広い医学領域をカバーしています。このジャーナルの特筆すべき点は、論文の投稿や掲載に関して著者側に一切の負担がない点です。投稿料、掲載料、オープンアクセス料が全て無料であり、全ての掲載論文は公式サイトで一般に公開されています。これにより、より多くの研究者が自身の研究成果を発表する機会を持つことが可能となります。
今後の展望
角田徹副会長は、8月7日の記者会見で、今後も信頼性の高い情報源としての役割を果たすべく、掲載論文の質の向上に努め、その成長を続ける意思を表明しました。また、現在、「医学におけるAIの利用」に関する特集を企画中であり、各領域のエキスパートに論文の執筆を依頼しています。さらに、医学AIに関連する研究者からの投稿も積極的に募集しているため、興味のある方はぜひ投稿を検討してみてください。
日本医師会について
公益社団法人日本医師会は、47都道府県の医師会から構成される学術団体であり、その目的は「医道の高揚、医学および医術の発達、公衆衛生の向上」を図ることです。具体的には、医師の生涯学習や地域医療の促進、保険医療の充実に関する活動を行い、社会全体の福祉を向上させるための提言を続けています。これにより、医療従事者がより質の高い医療を提供できる環境が整えられています。
公式サイトやニュースポータルサイト「日医on-line」では、最新の情報が提供されています。これらのリソースを活用し、最新の医学情報にアクセスすることが可能です。患者や一般の人々に対しても、医療に関連した様々な情報が届けられることを目指しています。
お問い合わせ
JMA Journalやその他の日本医師会の活動についての問い合わせは、以下の連絡先にて受け付けています。日本医師会国際課、広報課へお気軽にご連絡ください。電話番号:03-3946-2121(代)。