男性不妊対策の新手法
2016-06-02 13:00:01
男性不妊対策の新たな一歩!自宅での精子観察法が登場
男性不妊対策の新たな一歩
埼玉県越谷市の獨協医科大学越谷病院泌尿器科が運営する「Dr.小堀の男の妊活ガイド」では、男性不妊に特化した新たなコンテンツが登場しました。5月31日に追加された「自宅でできる精子観察」と「ABOUT 精子」の2つの新しい情報源は、妊活を考える男性にとって非常に有用です。これらのコンテンツは、スマートフォンを活用して自宅で精子の観察ができる画期的なものです。
自宅でできる精子観察とは?
この新機能では、特別な精子観察キットを用いて、スマートフォンで自身の精子を観察することが可能です。簡単な手順で、WHO(世界保健機関)の基準とも比較でき、丸わかりの精子の状況を手に入れることができます。
具体的には、スマホで撮影した動画を分析し、精子の数をカウントすることができます。この過程での注意点や、基準値についても詳細が記乗されており、安心して利用できるようになっています。なお、現時点ではiPhoneの一部モデルに対応しています。
精子濃度の測定方法
精子観察は、以下の手順で行います:
1. 精液を採取カップからスポイトで全て吸い取ります。
2. 1秒間の動画を撮影し、その中で頭部にフォーカスした精子の数をカウントします。
3. カウントした数値とスマートフォンの機種の情報から自分の精子濃度を計算します。
精子濃度が1500万/ml以下の場合は、WHOの基準を下回っている可能性があるため、専門医の受診を推奨しています。
ABOUT 精子
男性にとって身近な存在でありながら、正確な知識を有していないことが多い精子について、豊富な情報がこのコンテンツで提供されています。「ABOUT 精子」では、精子の数や質、健康との関係、さらには男性不妊との関連性まで、重要な8つのポイントが詳しく解説されています。
男性不妊についての認識
ドクター小堀が監修しているこのサイトは、近年多くのカップルが直面する不妊症の問題に焦点を当てています。結婚したカップルの約6組に1組が不妊症に悩んでいるとされ、その原因の約半数は男性側にあると指摘されています。 これまでは恥ずかしさから、自ら専門機関を訪れる男性が少なかったのですが、男性不妊に対する教育と啓発が急務とされています。
このガイドでは、手軽にチェックできる方法や、精子の質を改善するための情報が提供されています。少しでも自分の健康に関心を持つきっかけになるかもしれません。男性不妊を正しく理解し、夫婦の妊活を支援するために、ぜひこのコンテンツを活用してみてください。
監修者プロフィール
泌尿器科医の小堀善友氏は、獨協医科大学越谷病院で多くの経験を積んでおり、日本泌尿器科学会専門医や指導医の資格を持っています。また、精液検査に関する研究を発表し、国内外で受賞歴もある実力派の医師です。
会社情報
- 会社名
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学校法人獨協学園
- 住所
- 埼玉県草加市学園町1-1
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