ADXが受賞
2022-11-10 11:00:02
環境建築の新時代!ADXが2つのウッドデザイン賞を受賞
環境建築をリードするADXの新たな挑戦
環境に配慮した建築を手掛ける企業、株式会社ADXが『ウッドデザイン賞2022』で輝かしい受賞を果たしました。最優秀賞である環境大臣賞と、奨励賞にあたる審査委員長賞の二つを獲得し、注目を集めています。この受賞により、ADXがいかに持続可能な建築を追求しているかが改めて評価されることとなりました。
ウッドデザイン賞とは
ウッドデザイン賞は、「木の良さを再発見し、デザインを通じてそれを表現する」という理念の下、優れた建築や製品、活動が評価される顕彰制度です。今年度は330作品の応募の中から188作品が受賞し、その中でも最優秀賞5点が選ばれました。ADXは、この競争の激しい中で、2つのプロジェクトが最優秀賞の名誉を手にしました。特に、SANU 2nd HomeとKITOKIのプロジェクトは、それぞれの独自性と環境への配慮が高く評価されました。
SANU 2nd Homeの取り組み
SANU 2nd Homeは、月額5.5万円で利用できるセカンドホームのサブスクリプションサービスで、利用者は都市からアクセスしやすい自然環境にある木造キャビン(SANU CABIN)に自由に滞在できます。この新しいライフスタイル提案は、自然との共生を促進し、持続可能な経済活動を支える仕組みを備えています。さらに、独自の建築モデルによりカーボンネガティブを実現し、2021年11月のサービス開始から着実に拠点を増やし、地域経済にも寄与しています。
受賞理由としては、木の特性を活かした設計や、ペレットストーブなどの自然エネルギーの活用、低環境負荷の建材選びなどが挙げられます。これにより、単なる景観としてだけでなく、実際に環境再生に寄与するモデルとして評価されました。
KITOKIの革新性
一方、KITOKIはRC造による10階建てのオフィス兼店舗ビルであり、木造建築の可能性を新たに切り開くプロジェクトです。RCメガストラクチャー内部に木造の構造を組み込むことで軽量化を図り、地震に強く、将来的な増改築にも対応可能な設計となっています。このようにKITOKIは技術とデザインの両面から、木の魅力を最大限に引き出しています。
その独自性は、各フロアにおいて異なる空間デザインを提供できる点で特に注目されており、結果として消費者や利用者に新たな価値を提供します。
会社概要
株式会社ADXは、1986年に設立され、福島県二本松市を拠点に、「森と生きる」という理念の下、自然と共生する建築を推進しています。安齋好太郎氏が率いるこのチームは、トレーサビリティを考慮した素材選びやリジェネラティブな建築事業の展開に力を入れています。代表作には、「五浦の家」や「One year project」、そして受賞プロジェクトの「SANU 2nd Home」や「KITOKI」が含まれます。
今後もADXは、新しい形の環境建築を提案し続け、持続可能な未来の実現に向けて活動を展開していくことでしょう。これらの受賞は、まさにその努力の賜物であり、さらなる進化を期待されます。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ADX
- 住所
- 福島県二本松市油井字松葉山6
- 電話番号
-
0243-22-1298