GMOペイメントゲートウェイが新たな本人確認機能を導入
GMOペイメントゲートウェイ株式会社は、オンライン決済において重要なセキュリティ機能である本人確認サービス「Verifyサービス」を新たに開始しました。このサービスは、多要素認証を基に開発されており、オンライン事業者が不正アクセスを防ぎ、決済承認率を向上させるための新しい手段を提供します。
Verifyサービスの概要
「Verifyサービス」は、オンライン決済を行う前にユーザーの本人確認を行う機能です。このサービスを導入することで、決済処理時の承認率が上昇し、結果的に事業者の売上拡大が見込まれています。具体的には、最初にSMSによるワンタイムパスワード認証を導入し、今後はマイナンバーカードを利用した認証なども開始予定です。この新しい機能は2024年10月29日から本格稼働します。
クレジットカード不正利用の現状
最近、クレジットカードの不正利用が急増しており、2023年には約541億円の被害が報告されています。その大部分はカード番号の盗用によるもので、不正利用のリスクがますます高まっています。それに対処するため、EC加盟店に対しては、様々なセキュリティ対策の導入が求められています。このような背景から、GMOペイメントゲートウェイは不正アクセスを抑止する新機能を開発しました。
多要素認証の仕組み
本サービスでは、ユーザーが知識情報(パスワード、秘密の質問)と所持情報(スマートフォン、ICカードなど)を組み合わせて認証を行います。この多要素認証は、会員登録やログイン時など、様々な場面で適用され、ユーザーの安全を確保します。こうした取り組みにより、オンライン決済の信頼性が高まることが期待されています。
利用法と導入のメリット
GMOペイメントゲートウェイの「Verifyサービス」は、すでに「PGマルチペイメントサービス」を利用していない事業者でも単体で導入可能です。あらゆる規模の事業者に対応しており、従量課金制を採用しているため、月額の固定費用は発生しません。この柔軟な料金体系により、スタートアップ企業から大企業まで幅広く利用できます。
最後に
GMOペイメントゲートウェイは、オンライン決済サービスの信頼性と安全性を強化するため、今後も「Verifyサービス」をはじめとした新しいセキュリティ機能の開発を進めていく方針です。グローバルなEC市場において、日本の事業者が安心して取引を行える環境の確立を目指し、より多くの企業がこのサービスを利用することを期待しています。