アイリス株式会社、NVIDIA Inception Programのパートナー企業として認定
アイリス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:沖山 翔)が、NVIDIAが運営する「NVIDIA Inception Program」のパートナー企業として正式に認定されました。このプログラムは、AIスタートアップ向けに設計されたグローバルプログラムであり、アイリスはその一員としての新たな一歩を踏み出しました。
アイリス株式会社の挑戦
アイリスは、深層学習技術を用いた高精度なインフルエンザ検査機器の開発に注力しています。特に、同社の代表を含む役員の中には医師が二名おり、医療とテクノロジーを融合させた革新的な医療機器開発が進められています。また、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の支援を受けており、これによりより一層の研究開発が加速されています。
2018年には国内でのインフルエンザ患者数が2000万人を超え、過去最大の流行が起こりました。この状況下でも、従来の検査方法は、感染から発症までの時間が24時間以上経過しないと診断精度が上がらず、その精度も約60%にとどまっています。このため、実際にインフルエンザにかかっている人が感染拡大の危険性を抱えた状態で通勤や通学することが多く、世界中で大きな問題となっています。
新たな解決策
アイリスは、日本の医師によって発見された「インフルエンザ濾胞」という医学的知見に着目しました。この知識を基に、独自の画像解析アルゴリズムを活用して、早期から正確にインフルエンザを判定することが可能になりました。この「匠の医師の目」とも言える技術は、医療現場での診断精度を向上させるための重要な一歩となります。
会社概要
- - 設立日:2017年11月14日
- - 所在地:東京都千代田区有楽町1丁目10番1号 有楽町ビル 11階
- - 代表取締役社長:沖山翔
お問い合わせ
本件に関するお問い合わせは、アイリス株式会社 コーポレート本部まで。
E-mail:
[email protected]
アイリス株式会社のNVIDIA Inception Program認定は、同社の医療技術開発に新たな光明をもたらすことが期待されています。今後さらに、インフルエンザ検査機器の開発が進むことにより、日本国内外でのインフルエンザ対策が強化されることでしょう。これからの展開に注目が集まります。