ファン向けクラウドファンディング「minsaka」が応援広告企画数500件を突破

クラウドファンディングサイト「minsaka」の進化

2023年、日本のエンタメファンにとって特別な出来事がありました。クラウドファンディングプラットフォーム「minsaka」が応援広告の企画数が500件を突破したのです。このサービスは、ファンが自身の感謝の気持ちや応援の意を表す新しい方法として、進化を続けています。

「応援広告」とは？

「応援広告」とは、ファンが自身の「推し」の誕生日や特別な日を祝うために、公共の場で広告を掲示する試みです。以前は個人が広告を出すためには多くの手間や費用がかかるものでしたが、minsakaの登場によってファン同士で資金を集め、一緒に応援広告を出すことが容易になりました。このような共同出資により、ファンの想いをより広く伝えることができるようになっています。

Minsakaの誕生と市場の拡大

minsakaは2020年8月に、ファンのお花贈りをより気軽に行えるようにするために作られました。新型コロナウイルスの影響を受けて、当初の「お花を贈る」という形式から、応援広告という新たなアイデアにフォーカスし始めたのです。こうして、minsakaは単なるお花贈りのプラットフォームから、さまざまな形でファンの想いを届けるサービスへと進化しました。さらに、応援広告市場は急成長しており、2022年度から2023年度にかけて約52億円の増加を記録しました。

応援広告の魅力

応援広告の魅力は、ファンが自ら参加できる点です。具体的には、ライブ公演に際して、運営会社が応援広告の出稿を許可することが増え、ファンはその機会を利用して自身の感謝や祝福の気持ちを表現できます。また、こういった広告掲示は実施期間、掲示場所などが設けられており、SNSを通じて広く共有されることで、共感を呼ぶチャンスも増えます。この時期、複数のファンが共同で出資することにより、大規模な広告掲示が可能になり、それが自信や絆を深めることにもつながります。これにより新規ユーザーも増えてきています。

具体的な応援広告企画例

実際にminsakaを通じて実施された応援広告企画の一例として、にじさんじの「不破湊さん」の誕生日記念企画があります。この企画では245人のファンが参加し、700,500円の資金を集め、渋谷駅周辺でトラック広告を走らせました。また、22/7のメンバーに向けた企画も実施され、1,193,000円を集めて様々な広告を掲示するための資金が集まりました。

ファンの声を大切に

minsakaはこれからもファンの想いを支えるサービスを進化させていきます。例えば、主催者へのインタビューや役立ち情報を提供することで、応援広告を出稿してみたいと思うファンの不安を解消し、より身近に感じてもらえるよう努めています。そして、ファン同士のコミュニティ形成を大切にし、出稿した後も利用してもらえるような工夫を重ねていくことで、より多くのファンの協力を得られるようにしたいと考えています。