若者デジタル支援
2025-11-10 16:04:28

育て上げネットとリコーが連携、若者向けデジタル支援プログラム開始

新時代の若者支援プログラム: 育て上げネットとリコーグループの取り組み



日本におけるデジタル社会の急速な進展の中で、特に若年層において情報格差が広がっています。この現象は、PCを始めとしたデジタルツールへのアクセスや、新しい技術に触れる機会の不足から生じており、労働市場においても影響を及ぼしています。これを受け、特定非営利活動法人育て上げネットと株式会社リコー、そしてリコージャパンは共同で「若者向けデジタル支援プログラム」を実施することとなりました。このプログラムは今年度で5年目を迎え、参加者に実践的なデジタルスキルの習得機会を提供します。

プログラムの概要



この支援プログラムは、全国の東京、岐阜、広島を含む地域で実施されます。育て上げネット及びその連携団体に属する若者を対象に、リコーグループの社員がデジタル技術の変化に対応するためのワークプレイスを紹介し、AI技術を駆使したトレーニングをオンラインで提供します。

プログラムでは、参加者にリコーグループが日常的に使用するポスター制作の依頼があり、生成AIを用いてデザインを作成し納品するという実務に近い体験が得られます。この実践を通じて、参加者は「働くこと」に対する具体的な感覚を養い、就労意欲を高める狙いがあります。

参加者からの反響



昨年度に実施したプログラムの結果から、96%の参加者が「新しい挑戦をする勇気が湧いた」と回答し、100%が「新しい技術に興味を持った」と述べるなど、高い満足度を示しました。これにより、プログラムの継続が選ばれた理由も納得です。

育て上げネットの目的



育て上げネットは、無業の若者に対して就労支援を行い、その背景には多様な理由があります。行政や企業との連携を通じて、「働く」と「生きる」を両立できる社会の実現を目指しています。特に、IT業界の職場体験やインターンシップに力を入れている育て上げネットは、デジタル技術に特化した訓練を充実させることでも知られています。

リコーグループの社会貢献活動



リコーグループは、良き企業市民としての立場を重視しており、地域の文化や習慣を尊重しつつ、持続可能な社会の発展に貢献することを目指しています。同社は、働く人々のインクルージョンの重要性を理解し、ステークホルダーとの協力による社会貢献活動に力を入れています。企業理念「リコーウェイ」に基づき、働く上で困難を抱える人々の支援を行い、より多くの人々に「働く喜び」をもたらすことを確信しています。

今後の展望



今後も育て上げネットとリコーグループは、就職を希望するが準備段階にある若者に対し、多様な働き方の選択肢を提供し、個々の可能性を広げる支援を続けていく予定です。今回の「若者向けデジタル支援プログラム」が、若者がデジタル技術に触れ、スキルを高める機会となることが期待されています。

この取り組みは、将来の労働市場において求められるスキルの習得を促進し、若者たちが自信を持って働ける社会の実現に寄与することでしょう。


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会社情報

会社名
認定特定非営利活動法人育て上げネット
住所
東京都立川市高松町2-9-22生活館ビル3階
電話番号
042-527-6051

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