日本代表選手、斧投げの世界大会出場決定
斧を投げる新たなスポーツ、斧投げ。日本ではまだ珍しいこの競技が、まさに国際舞台に挑もうとしています。株式会社Brick Wallと一般社団法人日本ブレードスローイング連盟から、2名の日本人選手が世界大会への出場権を獲得したという嬉しい知らせが飛び込んできました。これから述べる内容は、選手たちの背景や斧投げの魅力、そして大会の詳細についてです。
斧投げとは?
斧投げ(AXE THROWING)は近年注目を集めている新感覚のエンターテインメントスポーツです。ダーツのように的に向かって斧を投げ、得点を競うもので、アメリカを中心に急速に人気が高まっています。斧投げは安全に楽しむことができ、多くの人々に親しまれるスタイルで、バーへの併設も進んでいます。現在、北米には約1000もの専用施設が存在し、2018年からはESPNを通じて世界選手権も放映されるなど、世界的なイベントへと成長しています。
日本人選手の活躍
今回、予選リーグを通じて、選手たちはその実力を存分に示しました。平野駿之介選手と河東誠選手の2名が、2026年4月にアメリカ・オクラホマ州タルサで開催される「World Axe & Knife Throwing Championships」への出場を果たします。
平野駿之介選手
- - 所属: 株式会社Brick Wall エリアマネージャー、BTFJ AXEコーチ
- - 出身地: 神奈川県
- - 身長: 178cm
- - 大会成績: 日本一決定戦2023/2024 優勝
平野選手の特筆すべきは、WATL予選リーグにおけるブルズアイ成功確率83.0%という、世界第1位の成績です。また、彼は挑戦に対する意気込みを述べており、「世界大会への初挑戦に胸が高鳴る」と語っています。緊張感の中での挑戦が、どんな成果をもたらすのか、期待が高まります。
河東誠選手
- - 所属: 株式会社Brick Wall 代表取締役社長、BTFJ 代表理事
- - 出身地: 愛知県
- - 身長: 174cm
河東選手のスタイルは「マイペース」。一投一投を大切にし、全集中で挑むことを心掛けています。「世界と日本のギャップを肌で感じ、学びを日本の発展に生かしたい」とも語っています。
特別強化選手制度の設立
選手たちの活躍を受け、日本ブレードスローイング連盟は「A.LEAGUE特別強化選手制度」を設立しました。この制度は、選手たちの挑戦をサポートし、さらなる成長を促すことを目的としています。初めての指定選手として、平野選手と河東選手が登録され、今後の活躍が期待されています。
未来への展望
斧投げは、ただのスポーツではありません。人々の絆を育む手段であり、国際交流の架け橋ともなり得ます。日本アックススローイング協会は、斧投げを通じたコミュニケーションの重要性を掲げ、今後の普及活動にも力を入れています。彼らの挑戦が、他の選手たちにもインスピレーションを与え、日本の斧投げ文化の発展に寄与することが期待されます。
選手たちの活躍の場である世界大会を応援し、その成果が実を結ぶことを心より願っています。これからの続報にも注目が集まります。