iMedy株式会社が新たな挑戦
福岡市に本社を置くiMedy株式会社は、医療機関の施設基準管理に特化した新しい業務支援ツール「iMedy3」を2025年7月15日にリリースすると発表しました。この新サービスは、既存の「iMedyプラス」の基本機能と使いやすさを継承しながら、病院における業務効率化とノウハウ共有を実現するために進化を遂げたものです。
施設基準管理が求められる理由
日本の医療制度において、診療報酬加算の一部として位置づけられる施設基準は、病院経営において重要な役割を果たしています。特に、ある病院ではこの施設基準が診療報酬全体の半分以上を占めることもあります。しかし、その内容は複雑であり、病院ごとに適切な管理が求められています。
施設基準の適切な管理には、自院の機能、施設、体制に関する最新情報を常に把握しておく必要がありますが、これらの情報は多くの部署や部門で異なる方法で管理されているため、情報収集や変更点の整理には多くの時間がかかります。このような状況により、適切な管理が行われていない場合、返還金や行政処分の可能性もあるため、病院にとって大きなリスクとなります。
iMedy3の特徴
「iMedy3」は、施設基準管理を効率化するための強力なツールです。以下のような機能を持っています。
o 必要な人的、実績、委員会、研修、掲示物の要件をすぐに確認できます。
o 複雑な施設基準の相互関係を見える化し、管理の効率化に寄与します。
o 施設基準の取り下げに伴い、要件を満たさなくなる可能性のある基準をお知らせします。
o 現在の届出状況をもとに、今後の届出可能な基準をレコメンドします。
さらに、採用病院同士でのノウハウ共有を促進し、全体の管理レベルの向上を目指します。この新しいアプローチにより、iMedy3は病院の業務の幅を広げる一助となります。
代表取締役 只友裕也の想い
iMedyは2018年にリリースされ、現在は170以上の医療機関で広く使用されています。代表の只友裕也は、「お客様の声が新しい発展の原動力」と語り、「この度発表した『iMedy3』は、ご要望に応えるべく開発されたものであり、業務効率化に貢献できると信じています」と強調しました。その背景には、利用者からのフィードバックがあるからこそ、常に進化を遂げられるという信念があるようです。
会社概要
iMedy株式会社は、医療ITを専門とするベンチャー企業で、施設基準管理システムの先駆けとして市場をリードしています。全国の170以上の医療機関が導入しており、その実績を誇ります。福岡市中央区に本社を構え、医療系業務支援システムの企画と販売を行っています。
- - 社名: iMedy株式会社
- - 本社所在地: 福岡県福岡市中央区天神1-1-1
- - 代表取締役: 只友 裕也
- - 事業内容: 医療系業務支援システムの企画・販売
- - 設立: 2020年11月
- - HP: iMedy
この新しいサービス「iMedy3」は、医療機関の施設基準管理において新たな時代を切り開くものと期待されています。