「グローバル定点2026」調査結果発表
博報堂生活総合研究所が2023年から実施する「グローバル定点2026」調査の最新結果が公表されました。この調査は、日本を含むアジア圏の生活者の意識やライフスタイルの動向を把握することを目的としています。特に、生活者の消費行動や価値観の変化を定期的に追跡するために、毎年行われる定量調査です。
調査の概要
この調査には、日本、中国、アセアン地域(タイ、ベトナム、インドネシア、フィリピン、マレーシア、シンガポール)、インドの合計9か国から14,000人が参加しています。調査対象は15歳から59歳の男女で、各国の特性に応じた絞り込みが行われています。調査手法はインターネットを利用し、回答者に多岐にわたる質問が投げかけられています。
各国の特異な項目
最新の調査結果によれば、特に生活スタイルや価値観に変化が見られる項目がいくつかありました。例えば、日本では「生活の何かを削るなら欲しい物を諦める」という考え方が51.4%の人に支持されており、これは前年度から4.1ptの増加を示しています。これは、個々の生活における優先順位が変わってきた証といえるでしょう。
一方、中国では「お金がなくても幸せになれる」という回答が58.0%の支持を得ており、前年比で6.0pt増加しています。このデータは、経済状況にかかわらず幸福感を重視する傾向が強まっていることを反映しています。インドネシアでは「生活費は夫が出す方がよい」という意識が64.9%に達し、8.5ptの増加が見られました。
各国比較の意義
この調査を通じて、各国におけるライフスタイルの違いや特徴が浮き彫りになっています。特に日本、中国、インドネシアの結果は、時代とともにどのように生活者の意識が変化しているのかを示す重要なデータとなっています。また、一部の項目は特定の年において増減が顕著であり、それがどのようにして各国の社会文化的背景に影響されているのか、さらなる分析が求められます。
今後の展望
「グローバル定点」は、毎年調査を続けていく計画があり、未来的には消費やライフスタイルだけでなく、広範な領域にわたる情報を提供し続けることでしょう。こうしたデータは、マーケティングや政策提案において重要な役割を果たす期待が高まっています。
詳しい調査結果については、関連PDFが公開されていますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。調査の第5回は2024年に予定されており、今後もこの調査がどのように展開されていくのか、目が離せません。