若者の「なんでや!」を表現するプロジェクト
日本の若者が感じる「なんでや!」という疑問をテーマにしたプロジェクトが始まりました。その名も、「希望しかないよプロジェクト」。このプロジェクトは、大阪芸術大学の学生たちが中心となり、彼らが心に抱く希望や理想を作品として表現する取り組みです。
自己肯定感と希望の葛藤
内閣府やユニセフの調査によると、多くの日本の若者が「自己肯定感が低い」という意見が見受けられます。しかし、プロジェクトではこの見方に疑問を投げかけています。本当に彼らは自己肯定感が低いのでしょうか?学生たちの意見を聞く中で、彼らは決してネガティブな感情ばかり抱えているわけではなく、心の中には「希望」が存在すると考えました。このプロジェクトを通じて、彼らの抱える葛藤や理想、そしてその先にある希望を見出そうとしています。
「なんでや!」の定義
「なんでや!」とは、日常生活の中で感じる何気ない疑問や不思議を表す言葉です。昔から不思議だと感じていたことや、周囲の常識に対する葛藤を反映した表現でもあります。学生たちは、「なんでや!」という言葉を自分自身の希望や理想と結びつけ、作品を通じてその思いを発信しています。彼らは「なんでや!」をただの疑問に留めず、希望の象徴であると再定義しています。
プロジェクトの具体的な活動
この「希望しかないよプロジェクト」では、大阪芸術大学の学生たちに問いかけました。「あなたにとっての‘なんでや!’を、絵に描いて教えてください。」という呼びかけに応じて、数多くの作品が集まりました。中には、等身大の希望を表現した作品から、少しコミカルなタッチで描かれたものまで、幅広いスタイルの作品が存在します。これらの作品は、彼らの心の中に秘めた理想や願望を映し出し、観る人々に深い感動を与えます。
「なんでや!トレイン」の概要
プロジェクトの一環として、「なんでや!トレイン」が2024年11月10日から11月23日までの期間、Osaka Metroを走ります。この特別なトレインは、合計37点の学生たちの作品が車両内外に掲出され、乗客に「なんでや!」という疑問と希望をシェアします。もちろん、一般の方々もこのトレインに乗車することができ、その作品を楽しむことができます。
また、OMボード(Osaka Metro御堂筋線の主要駅)でも同様の作品展示が行われ、トレインだけでなく、駅を訪れる全ての人々が大阪芸術大学の学生たちの思いを目にすることになります。
プロジェクトを支える企業と協賛
このプロジェクトには、大塚製薬のオロナミンCを始め、多くの企業が協力しています。大塚製薬は、「元気ハツラツ!」を届けるブランドとして、地域の若者たちの活動を応援しています。他にも、学校法人塚本学院や大阪メトロ、マンガデザイナーズラボなど、さまざまな企業がこのプロジェクトに協賛しています。
未来への希望を描こう
「なんでや!」の叫びが、若者たちの理想や希望とどう繋がっているのか、あなた自身も考えてみてはいかがでしょうか。彼らの作品を通じて自分自身と向き合い、希望を見出すきっかけになるかもしれません。このプロジェクトは、若者が持つ潜在的な力や希望を社会に伝え、繋ぐ大切な役割を果たします。ぜひ「なんでや!トレイン」に足を運び、彼らの思いを感じてみてください。
協賛企業一覧
- - 大塚製薬株式会社
- - 学校法人塚本学院
- - 株式会社大阪メトロ
- - マンガデザイナーズラボ株式会社
- - 株式会社朝日エル
このプロジェクトを通じて、若者たちの思いを広げていくことができることを期待しています。