横浜市歴史博物館 企画展「俳優 緒形拳とその時代ー戦後大衆文化史の軌跡ー」
横浜市歴史博物館にて、企画展「俳優 緒形拳とその時代ー戦後大衆文化史の軌跡ー」が開催されます。本展は、演劇や映画ファンだけでなく、戦後の昭和や平成の時代を生きてきた多くの人々に関連する展示です。この展覧会は、東海大学との連携により、貴重なアーカイブの調査を行いながら、緒形拳の活動に関連した機関の協力のもと、実現しました。
展示会の概要
会期は2020年10月3日から12月6日まで。開館時間は午前9時から午後4時30分までで、チケットは午後4時まで購入可能です。観覧料は一般500円、高校・大学生300円、小中学生及び横浜市内在住の65歳以上は100円です。休館日は月曜日で、11月23日は開館、11月24日は休館となります。
展示された作品は約300点に及び、半世紀にわたる日本の大衆文化を物語る貴重な資料が一堂に公開されます。具具体的には、台本やポスター、パンフレットなど、緒形が出演した作品に関連する資料が網羅されており、彼の活動が日本の文化に与えた影響が感じられる貴重なアーカイブとしての役割を果たします。
特別展示
特に注目すべき点として、1983年にカンヌ国際映画祭で受賞した緒形が主演する映画『楢山節考』のパルム・ドール受賞トロフィーが特別に公開されます。このトロフィーは、緒形がどれほど国際的な評価を受けたかを示す重要な資料です。
さらに、緒形は書家や画家、陶芸家としても多才な才能を発揮しました。展示では、彼の芸術家としての作品も多数披露され、彼にインスパイアされた多くのアーティストの存在も確認できます。
関連イベント
この企画展では、講演会やトークショーなど、関連イベントも充実しており、参加することができます。
- 日時: 11月7日(土) 14:00~15:30 / 12月5日(土) 14:00~15:30
- 講師: 大石学氏(東京学芸大学名誉教授)、馬場弘臣氏(東海大学教授)
- 定員: 各回60人、参加費500円
- 日時: 11月21日(土) 午後(時間未定)
- 出演: 豊川悦司氏(俳優)、貴島誠一郎氏(プロデューサー)
- 定員: 60人、参加費500円
感染症対策のため、人数制限がありますので、日時指定のオンラインチケットの購入をお勧めします。詳細は横浜市歴史博物館のウェブサイトを確認してください。
この展覧会を通じて、緒形拳の多彩な魅力を感じることができ、また演技を通じて多くの人々に希望を与えることができることを願っています。