牛首紬とARLNATAの特別展
2020-12-11 08:41:01
金沢にて開催!牛首紬とARLNATAの新しい魅力を探る特別展
本日、金沢の石川県政記念しいのき迎賓館にて、伝統と革新が織りなす特別展「牛首紬 伝統の新たなかたち 展」が開幕しました。この展示会は、日本の伝統技術を新しい形で発信するプロジェクトとして、ファッションブランドARLNATA(アルルナータ)が牛首紬の織元、白山工房とのコラボレーションによって実現しました。
ARLNATAの創立者、寺西俊輔氏は、日本の伝統的な織物に根ざし現代のライフスタイルにフィットするデザインを追求しています。2019年4月の東京でのデビュー以来、多くの発表会を行ってきましたが、地元金沢での特別展は特に注目されています。
この発表会では、来場者は牛首紬の反物から自分だけのオリジナルアイテムを誂えることができます。反物を選び、サンプルデザインの中から気に入ったアイテムを選択することで、レディス4型、メンズ3型のお仕立てが可能です。夫婦や友人、親子でのシェアも楽しめるこの企画は、特別な贈り物にも最適です。また、他の産地の着物を使った作品や、直接購入できるコレクションも多彩に揃っています。
牛首紬は800年以上の歴史を持ち、日本の三大紬の一つに数えられる織物です。霊峰白山の自然の恵みを受けて生まれ、二頭の蚕が協力して作り上げた「玉繭」から糸を紡ぎ出す伝統技法「のべびき」によって、特有の風合いや豊かな表情が生まれます。この独特の技法により、牛首紬はただの着物生地に留まらず、海外の有名ブランドでも高く評価され、パリ・オートクチュール・コレクションにも採用されています。
今回の展示会では、金沢城を望む風光明媚なしいのき迎賓館で、新たなデザインも披露される予定です。また、牛首紬の魅力を体感できる機会として、多くの方々にぜひ訪れていただきたいと思います。
ARLNATAは、伝統的な技術を現代に生かし、ただ美しいだけでなく実用的なファッションを提案しており、デザイナー寺西氏の思想が色濃く反映されています。彼が着物の美しさに気づいたのは、フランス・パリのテキスタイル展示会がきっかけでした。その師匠である日本の職人たちの手仕事を大切にし、現代の生活に合わせた形で新たな価値を提供しているのです。
この特別展は、12月11日から13日まで開催され、午前10時から午後6時まで、最終日は午後5時までの入場が可能です。会場のアクセスも良好で、多くの方に足を運んでいただけるよう手配されています。
牛首紬の美しさとARLNATAの新しい試みが融合したこの機会、是非お見逃しなく!
会社情報
- 会社名
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STUDIO ALATA合同会社
- 住所
- 大阪府大阪市西区立売堀1−1−5本町ギボービル6F東
- 電話番号
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