心と環境を守るエシカルジュエリーブランド「YURI SATO」誕生

心と環境を大切にするエシカルジュエリーブランド「YURI SATO」の誕生

都市鉱山素材を活用した新しい形の持続可能なジュエリー、YURI SATOがニューヨークに登場しました。「心も環境も大切に、持続可能なワタシを愛する。」という理念のもと、デザイナーSATO YURIが立ち上げたこのブランドは、ただのファッションアイテムではなく、私たちが直面している社会問題への意識を再考させてくれます。

エシカルジュエリーの背景には何があるのか？

ジュエリーの煌きの裏には、環境汚染や劣悪な労働環境、また児童労働といった深刻な問題が存在しています。YURI SATOはその解決を目指し、新しい鉱山から金属や宝石を採掘するのではなく、都市鉱山と呼ばれる身近な資源を再利用しています。携帯電話や家電に使われている金属やレアメタルを回収し、ジュエリーとして生まれ変わらせることで、循環型のものづくりを実現しているのです。

現代社会の価値観に対抗する

経済的な豊かさや社会的な正義のみを追求するあまり、私たちが大切にすべき「今」を見失ってしまう現代。YURI SATOは、「いまここにあるものを大切にする」という強いメッセージを伝え、心と環境が持続可能であることを追求しています。そのための取り組みの一つとして、ブランドでは使わなくなったジュエリーを原材料として回収し、次の作品に育てるオリジナルの循環ジュエリーサービスを展開しています。

都市鉱山について知っておくべきこと

「都市鉱山」とは、私たちの日常生活の中に潜む資源が眠っている場所のことを指します。日本の都市には、金や銀などの貴金属が豊富に含まれた電子機器が大量に存在しており、これらを再利用することで、地上資源を無駄にすることなく使い続けることが可能です。実際、日本の都市鉱山には金が6800トン、銀は60000トンもの埋蔵量があるとされ、世界有数の資源大国といえます。

サステナブルな未来を目指して

YURI SATOでは、環境に配慮した素材選びに留まらず、過去に不要になったジュエリーから再回収したダイヤモンドを使用することで、サステナブルな未来を見越した製品づくりを行っています。地道な取り組みには、持続可能なジュエリー文化の構築に向けたブランドの強い思いが込められています。

デザインに込められた思いは、「ありのままの自分でいること」。これを体現するため、ジュエリーを手に取るたびに安心感を与える存在として、常に寄り添っています。新たにデザインされた作品は、ただの装飾品ではなく、着る人自身を再確認させる「トリガー」となるように設計されています。

まとめ

YURI SATOは、今の自分を大切にし、心や環境が持続可能であることに重きを置いたブランドです。単にジュエリーを買うのではなく、あるべき未来を思い描き、実現するための道具として使ってほしいという願いが込められています。私たち自身の意識を変えていくことで、より良い未来を築いていくための一歩を踏み出すことができるでしょう。YURI SATOのエシカルデザインは、あなたの生活に新しい価値観をもたらすかもしれません。