TKCモニタリング情報サービスの飛躍
株式会社TKC(本社:栃木県宇都宮市)が提供する「TKCモニタリング情報サービス」(MIS)が、2025年末までに採用金融機関数500機関を超えたという画期的な成果を挙げました。このサービスは、決算書や試算表といった財務情報をデジタルデータとして金融機関に提供し、地域金融機関やメガバンクを含む多くの金融機関において融資判断に役立っています。
MISの成り立ちと目的
2016年10月にサービスを開始したMISは、税理士や公認会計士が作成した月次試算表や年度決算書などの財務情報を、顧問先企業からの依頼に基づいて無償で金融機関に開示するクラウドサービスです。このシステムにより、金融機関は迅速かつ正確な情報を得ることができ、結果として融資判断がより透明性を持って行われるようになります。
特に中小企業にとって、MISは融資先のモニタリングに重要なインフラとして位置付けられています。現在、中小企業の利用件数は37万件を超え、地域金融機関と税理士の連携が強化されています。
金融機関からの絶大的な信頼
MISは、税務署への電子申告と同じデータを自動で開示する仕組みを採用しており、この点が評価される要因となっています。改ざんの余地なく信頼できるデータが提供されるため、金融機関はこれを融資判断の根拠にすることができます。また、経営者保証ガイドラインを満たすサービスとしても評価されており、中小企業の経営支援を行う金融機関や信用保証協会にも広く利用されています。
税理士と地域金融機関の役割
金融庁の「地域金融力強化プラン」によると、地域金融機関や税理士は今後も重要なプレーヤーとなります。特に税理士は、金融機関にとって最有力パートナーとされており、MISはその連携の橋渡しをする役割を果たしています。今後、このような連携による支援が中小企業の成長を促すと期待されており、MISの存在感はますます増していくことでしょう。
新たな金融インフラとしての可能性
このサービスの導入により、地域金融機関との関係がさらに深化し、中小企業の経営環境が改善されることが期待されています。また、今後も新たな技術やサービスが登場する中で、MISはその基盤となりうる可能性を秘めています。
全国500の金融機関に採用された「TKCモニタリング情報サービス」は、中小企業の金融環境を大きく変える可能性を秘めた革新的なサービスです。今後、その進展がどのように金融環境を豊かにするかに注目が集まります。