革新的なAIアプリ「音翻訳NOW」の登場
近年、リモートワークの普及に伴い、多くの企業がオンラインミーティングを主な打合せ手段として採用するようになりました。この流れにより、海外の協業者とのミーティングも容易になり、外国語を必要とする場面が増加しています。しかし、多くの人が外国語に対して苦手意識を抱えているため、実際にはスムーズなコミュニケーションが難しいといった現状が存在します。
さらに、VRChatなどメタバースの人気が高まり、世界中の人々とカジュアルに交流できるようになりましたが、外国語に自信のないユーザーが大勢いるため、多くの人が利用を躊躇し、コミュニケーションの機会を逃してしまっているのが現状です。
そこで登場したのが、PC内で流れる音声をリアルタイムに翻訳するAIアプリ「音翻訳NOW」です。このアプリは、従来の翻訳デバイスにはなかった、PCの音声を直接翻訳できる機能を持っており、ユーザーはより柔軟に音声翻訳を利用できるようになります。
音翻訳NOWの特徴と機能
「音翻訳NOW」は、次のようなユニークな機能を搭載しています。
1.
リアルタイム翻訳機能
PC内で流れる音声を認識し、単語単位や文単位でAI翻訳を行い、その結果をリアルタイムに表示します。これにより、外国語のウェブ会議や動画、あるいはVRChat内での会話内容をしっかり把握できます。
2.
多言語対応
24ヶ国語に対応しており、552通りの翻訳言語の組み合わせが可能です。抜群の柔軟性で、ユーザーにとって最適な翻訳結果を提供します。
3.
自動テキスト保存機能
翻訳前後の全文を並べてテキスト化し、自動的に保存します。これにより、会議の内容を後から振り返ることができ、特に口語表現の学習や議事録作成時に大いに役立つことでしょう。
4.
外部マイク対応のリアルタイム翻訳機能
外部マイクを通じても音声を認識し、リアルタイムで翻訳する機能が備わっています。対面での会話でも利用できるようになるため、今まで以上にコミュニケーションの幅が広がることでしょう(外部マイク機能は現在開発中であり、実使用検証を行う段階です)。
開発の背景
「音翻訳NOW」は、リモートワークの普及によって生じた新たなニーズに応える形で開発が進められました。最初のアイデアは、リモート飲み会で音楽を流すための変換ケーブルの開発から始まり、次第に多様なユーザーのニーズへと広がりました。実際に、オンライン会議での翻訳の必要性を強く感じ、これを解決する製品として「音翻訳NOW」が生まれたのです。
開発チームは、必要な機能を具体化するためにさまざまな実験を繰り返し、フィードバックを受け取りながら、最適なソリューションへと導きました。今では、リモートワークやメタバースの場でも役立つこのツールが、日常生活やビジネスシーンでのコミュニケーションを一変させることが期待されています。
クラウドファンディングに向けた動き
「音翻訳NOW」は、クラウドファンディングプラットフォーム「Makuake」での数量限定先行販売が開始されました。開発チームは、今回のプロジェクトが多くの方々に利用され、外国語に対する苦手意識を克服する手助けとなることを願っています。
また、実演に関しても、VRChatやZoomなどでの活用事例が多く報告されており、今後はさらに多くの事例が生まれることを期待しています。このようにして、音翻訳の新しい時代が到来したことを感じられます。
【プロジェクトページ】
音翻訳NOW - Makuakeプロジェクト