コープさっぽろの改善
2024-11-28 10:24:23

コープさっぽろ、クラウド型カメラ「ソラカメ」で現場改善を実現

コープさっぽろ、全店舗にクラウド型カメラを導入



北海道を中心に生協として親しまれているコープさっぽろが、業務改善を目的にクラウド型カメラ「ソラカメ」を全店舗に導入しました。この取り組みにより、約200万人の組合員を擁する同組織は、惣菜部門のオペレーションを大幅に向上させています。

ソラカメの導入背景



コープさっぽろの店舗は、フレッシュな生鮮食品やこだわりの惣菜、さらには多彩なスイーツを取りそろえています。その中で、店舗運営に欠かせないのが在庫管理と顧客サービスの向上。そのために選ばれたのが、株式会社ソラコムが提供する「ソラカメ」というクラウド型カメラサービスです。

このサービスは、電源とWi-Fiがあれば簡単に設置でき、スマートフォンやタブレットからリアルタイムで映像を確認できるという利点があります。コープさっぽろでは、全108店舗に340台のソラカメを導入し、具体的には惣菜部門での改善活動を行っています。

現場主導の改善活動



導入初月から、コープさっぽろふかがわ店では、カメラから得た映像データをもとに混雑状況や品揃えを分析。これにより、売上、値引き、廃棄などといった数値も組み合わせて日報を作成することに成功しました。その結果、「値廃率(値引き率と廃棄率)の3%削減」という目標を週間単位で達成しました。

現場のスタッフたちは、日々の運営において、自らのアイデアを活かし、改善活動に主体的に取り組んでいます。各店舗で成功したノウハウを共有し合うことで、コープさっぽろ全体の惣菜部門の売上が増加し、同時に廃棄率も減少する取り組みが続いています。

ソラカメ採用の魅力



ソラカメの魅力は、そのコストパフォーマンスの良さにあります。初期投資がリーズナブルで、ひとつの店舗に複数台を導入しても負担が少なく、効率的な運営が可能です。小型で軽量なため、設置も簡単で、特別なITトレーニングがなくても運用を開始することができます。

また、クラウド型サービスの特性により、導入後すぐに利用可能な点も大きなメリットです。店長たちが自らの判断でデータを活用し、改善活動を進めることで、短期間での実績を上げているのです。

企業の声



コープさっぽろの店舗本部長、大前嘉騰氏は、「特定の店舗でのトライアルを経て全店舗への導入を決定しました。しかし、ソラカメはデータ収集のための道具の一つに過ぎず、その活用方法や改善の進め方は現場に委ねています。現場の知恵を頼りにしている結果、短期間で明確な成果を得ることができています」と語ります。

今後もコープさっぽろは、ソラカメを活用しつつ、他の売り場への展開も目指しており、さらなるデジタル活用に注力していく意気込みを見せています。

まとめ



クラウド型カメラ「ソラカメ」を導入したコープさっぽろは、現場の創意工夫を促し、業務改善に成功を収めています。この取り組みは他の小売業にも広がる可能性を持っており、今後の展開が注目されます。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

会社情報

会社名
株式会社ソラコム
住所
東京都港区元赤坂1丁目5−12 住友不動産元赤坂ビル 9階
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。