LUCAとXen Capital、戦略的パートナーシップを締結
2022年1月31日、オルタナティブ投資のデジタルプラットフォームを目指すLUCAジャパン株式会社(以下、LUCA)は、シンガポールを拠点とするXen Technologies Pte. Ltd.(以下、Xen Capital)との戦略的パートナーシップを発表しました。これにより、LUCAは日本市場向けのデジタルプラットフォームの構築に向け、Xen Capitalのプロダクト開発チームと力を合わせて進んでいくことになります。
この提携により、LUCAはオルタナティブ投資商品に対するファンドソーシングの面でもXen Capitalと協力することで、日本の投資家向けに多様で魅力的なオルタナティブ投資ファンドを紹介・提供する計画です。LUCAは、顧客管理やレポーティングサービスを含む幅広いサポートを通じて、ユーザー体験の向上を図ります。また、このプラットフォームはソフトローンチが2022年2月末に予定されています。
Xen Capitalは、シンガポールを中心にアジア地域の投資家にオルタナティブ投資プラットフォームを提供しており、これまでに多くのオルタナティブファンドやプレIPOなどの取引をこなしてきた実績があります。
LUCAのシデナム慶子CEOは、この提携について「Xen Capitalのプラットフォームは、B2Bにおいてホワイトレーベルでの情報提供が可能であり、LUCAの事業戦略やプロダクトの柔軟性と非常に合致しています。地域特性においても協力関係を築けることに期待しています」とコメントしています。
一方、Xen CapitalのCEOであるKatrina Cokengも、「LUCA Japanとの提携により、世界基準の優れたオルタナティブ投資商品を日本の投資家に提供できることを嬉しく思っています。私たちのデジタルプラットフォームは、日本の中小機関投資家や富裕層の様々な課題を解決できる力を持っています。LUCAチームとの協力を通じて、オルタナティブ投資市場を一緒に成長させていきたいと考えています」と述べています。
なお、LUCAは2021年7月に設立され、オルタナティブ投資のプロセス効率化と投資家層拡大を目指しています。具体的には、プライベートエクイティやベンチャーキャピタル、さらには不動産やプライベートデットなど、多岐にわたるオルタナティブファンドへのアクセスを日本の投資家に提供することを目指しているため、今後の動向が注目されます。
Xen Technologies Pte. Ltd.(Xen Capital)は2018年にシンガポールで設立されたフィンテック企業で、ウェルスマネージャーや資産運用会社向けに、効率化を図る投資商品提供のソリューションを提供しています。このプラットフォームは、KYC(顧客確認)や投資申込書の管理、運用報告などを一元管理するサービスを追加し、デジタル世代の投資家を含む顧客層の拡大を目指しています。
LUCAの日本フィンテック協会における活動や、企業としての成長が、今後の日本市場におけるオルタナティブ投資の進展にどのように寄与するのか、ますます期待が高まるところです。
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