時代小説大賞受賞!
2024-09-20 15:20:58

赤神諒新作『佐渡絢爛』、第14回本屋が選ぶ時代小説大賞受賞

赤神諒新作『佐渡絢爛』が受賞



赤神諒氏による長篇小説『佐渡絢爛』(徳間書店刊)が、第14回本屋が選ぶ時代小説大賞を見事受賞し、その重版も決まりました。この作品は新潟日報での連載中から大きな注目を集めており、加筆修正を経て単行本としての発売が待たれています。

受賞の背景



『佐渡絢爛』は、赤神諒氏が描く痛快な時代ミステリーで、江戸時代の佐渡金銀山を舞台に展開する物語です。次々と発生する怪事件の現場には、血塗れの能面が見えるという不穏な具合から、読者の興味を引きつけてやみません。また、この作品は第13回日本歴史時代作家協会賞作品賞と合わせてW受賞を果たす成果を上げています。

著者の想い



赤神氏自身は、受賞に際して「この度は栄えある賞を賜り」と謝辞を述べ、多くの関係者への感謝の気持ちを表明しています。彼は江戸時代の佐渡金銀山が、多くの事情で故郷を離れた人々が集う場所だったことを強調し、『佐渡絢爛』を通じて「ふるさとの再生」がテーマになっていると解説しています。400年前の成功を収めた疎水道開鑿プロジェクトをモチーフにしつつ、現代においてもその教訓を読み解いてほしいという願いを込めています。

書誌情報



この作品は、2024年3月27日(水)に徳間書店から発売予定です。398ページからなるこの作品は定価2200円(税込)、ISBNは978-4-19-865810-6で、出版元の公式サイトやAmazonでの購入が可能です。カバーアートはヤマモトマサアキが担当しており、ビジュアルにもこだわりがあります。

著者プロフィール



赤神諒氏は1972年に京都府で生まれ、同志社大学で学びました。教授としての活動も行いながら、法学博士としても知られています。2017年に日経小説大賞を受賞してデビューした後、数々の著作を発表しています。その中の一つ『はぐれ鴉』は第25回大藪春彦賞を受賞し、多くの読者に支持されています。

小説『佐渡絢爛』のあらすじ



物語は、佐渡金銀山に隠された秘密を紐解くために、事件の真相を追う主人公の姿を描いています。彼の周りでは、様々な怪事件が次々と起こり、それに立ち向かう姿が描かれます。血塗れの能面が現れることで、より緊張感と興味を増す展開が魅力です。このように、歴史的背景をもとにしたフィクションなのですが、現代社会の問題点にも触れる内容になっています。

『佐渡絢爛』はただの時代小説ではなく、現代人にとっての「ふるさと」を問い直す作品でもあります。今後の展開にも、大いに目が離せません。


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会社情報

会社名
株式会社徳間書店
住所
東京都品川区上大崎3-1-1目黒セントラルスクエア
電話番号
03-5403-4300

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