日本のフィリピン支援
2022-02-04 15:37:01

日本政府がフィリピン台風被災児童支援に160万ドルを供与

日本政府がフィリピンへの緊急支援を実施



2022年12月、フィリピンを襲った台風22号(フィリピン名:オデット)は、未曾有の大被害をもたらしました。この超大型台風は、9カ所での地滑り、激しい雨、暴風、洪水などを引き起こし、数千世帯が家を失い、多くの人々が命を奪われました。特に、ミンダナオ地域のカラガ地方やビサヤ地域の東ビサヤ地方では、約100万人の子どもたちが人道的支援を求めていると報告されています。

この悲劇を受けて、日本政府は国連児童基金(UNICEF)に160万米ドルの緊急無償資金協力を行うことを決定しました。UNICEFは、フィリピンで影響を受けた子どもたちに対する支援を拡充するために、1,148万米ドルの資金を要請しており、日本からの支援は大きな助けとなるでしょう。

UNICEFはこれまでに、浄水剤や衛生キット、学用品、栄養物資等の支援物資を提供し、最も困難な状況にある子どもたちを救助してきました。「フィリピンの子どもたちとその家族に対する日本の皆様の揺るぎないご支援に感謝申し上げます。あなた方の寛大な支援により、UNICEFは影響を受けた子どもたちやその家族の生活再建を支援できます」と、UNICEFフィリピン事務所代表のオユンサイハン・デンデブノロブも感謝の意を表しました。

日本政府は、フィリピンにおけるUNICEFの活動を長年にわたり支援してきました。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックの影響を受け、必要な物資の供給や医療従事者への研修も行い、これまでの支援総額は390万米ドルに達しています。

越川和彦駐フィリピン日本国大使は、「UNICEFが本事業を実施することに感謝し、日本とUNICEFはフィリピンでの協力関係をもとに、台風22号の被災者を支援する約束を守っていきます。日本からの資金協力はまだ足りないかもしれませんが、子どもたちの笑顔を取り戻す力になると信じています」と語りました。

この日本からの支援により、約5万1,000人の子どもたちが水と衛生の分野で恩恵を受けることが見込まれています。これには、安全な水と衛生設備の提供や水と衛生物資の配布、COVID-19感染予防を含む保健と衛生習慣の促進が含まれます。

UNICEFの役割



国連児童基金(UNICEF)は、すべての子どもの権利を守り、健やかな成長を促進することを目的とする国連機関です。UNICEFは世界中で様々なパートナーと協力し、最も困難な状況にある子どもたちへの支援を続けています。特に、フィリピンのような難しい環境で活動する彼らの支援は、将来の世代にとっての希望ともなります。

本計画の実施を通じて、日本とフィリピンの強い絆がさらに深まっていくことが期待されます。そして、支援を受けた子どもたちが笑顔を取り戻し、安心して生活できる未来が来ることを心から願います。

会社情報

会社名
UNICEF東京事務所
住所
東京都渋谷区神宮前5-53-70 国連大学本部ビル8F
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