クラフトサケの新たな挑戦、福岡県福智町に酒蔵誕生!
株式会社天郷醸造所がクラウドファンディングの成功を収め、福岡県福智町に新たな酒蔵を開設する計画を進めています。このプロジェクトは、日本酒文化の再興を目指し、地元の皆さんと共に歩んでいくものです。
クラウドファンディング336%達成!
天郷醸造所は2025年5月の開業を目指して、2025年3月にクラウドファンディングを開始。わずか2日間で目標金額の100万円を達成し、最終的には336万5188円を集め、245人の支援者に支えられました。この支援に対し、代表の中山雄介氏は感謝の意を表し、目指す酒蔵は皆の夢であると語っています。
地元への恩返しと再興の志
福智町は自然豊かな地域です。その土地の資源を生かし、地域経済の活性化を図るために、無農薬の米や副原料を使用したサケ造りに挑戦します。特に、地元産の希少なお米「山田錦」と「ヒノヒカリ」を使い、独自の味わいを醸し出すことを目指します。資源を大切にし、地域の魅力を広めることで、地元への感謝と恩返しが実現します。
日本酒の再興を目指して
日本の酒造りはユネスコの無形文化遺産に登録されていますが、国内市場の縮小とは裏腹に、日本酒が海外で高く評価されている現状があります。この流れの中で、日本人として誇りを持ち、日本酒業界に新たな風を吹き込むことを目指しています。
日本の伝統文化と精神性の復活
中山氏は、現代社会が持つデジタル化の影響で人との繋がりが希薄になっていることを懸念しています。日本文化における酒造りには、集まって歌い、飲み交わすことで育まれてきた精神的な繋がりがあると感じ、これを次世代に伝えていく努力が必要だと訴えます。
天郷醸造所の名前の由来
「天郷」という名前には、人々が集まり、心を一つにする、そんな場所としての願いが込められています。醸造所のコンセプトは「在る金宵(アマノサト)」とし、自然の恵みと日本人の誇りを取り戻すための場所づくりを行っています。
こだわりの酒造り
天郷醸造所では、徹底的にこだわった素材を使い、魅力的な酒を醸造します。米はもちろん、井戸水や地元の果物、ハーブを副原料として活用し、手作りの心を込めて製造します。特に、福智町の豊かな自然から得られるミネラル豊富な天然水を使用することで、酒の品質向上に努めます。
開業までのスケジュール
これからのスケジュールとしては、2024年に土地の売買契約が完了し、地鎮祭を経て酒蔵の建設が開始されます。2025年中には正式にオープンし、支援者にリターンを発送する予定です。
会社概要
株式会社天郷醸造所は、福岡県田川郡福智町に位置し、地元の魅力を最大限に活かしたサケ造りに取り組んでいます。公式ウェブサイトでは、詳細な情報や店舗情報など、最新のニュースを発信中です。
日本の飲文化を次世代に伝えるべく奮闘する天郷醸造所に、皆さんも注目してみてはいかがでしょうか。福岡県福智町から新たなクラフトサケの物語が始まります。