Turnitinが日本市場に本格参入
オンライン教育の質を担保するためのソリューションを提供するTurnitinが、日本市場に本格参入することを発表しました。これにより、国内の教育機関へのサポート体制が充実し、アカデミック・インテグリティの重要性がますます強調されることになるでしょう。
Turnitinとは?
Turnitinは、1998年にカリフォルニア州で創業され、以来、学問の公正性を支えるツールとして多くの教育機関に支持されています。主に、学生が自分の考えをしっかりとした形で表現できるように、また無意識のうちに他者の作品を引用してしまうことを防ぐための助けを提供。これにより、本人の独自性と公正な評価を確保します。現在では、世界中の15,000を超える大学などで利用されており、そのデータベースは10億件以上に達しています。
日本市場への本格参入
日本では2010年から代理店を通じてソリューションが提供されてきましたが、需要の高まりを受けて日本法人Turnitin Japan LLCを設立しました。これは、教育現場におけるより細やかなサービスを可能にし、特にコロナ禍において新たな課題に直面している教育者や学生へのサポートを強化する目的があります。
日本法人設立にあたり、Turnitinのアジア太平洋地域バイス・プレジデントであるジェームズ・ソーリー氏は、「教育現場のアカデミック・インテグリティ推進をサポートし続けるため、テクノロジーを駆使したソリューションを提供したい」と意欲を示しています。
高等教育の質を向上させる取り組み
日本法人のセールスディレクター、田中考氏もコメントを寄せています。「近年、アカデミック・インテグリティに対する意識が高まっている中、日本語でのサポートが充実することで、導入支援やその後のバックアップが可能になる。このようなソリューションを通じて、オンライン教育の質が向上することを目指しています」とのこと。
Turnitinの主な機能
Turnitinでは、以下のような主なソリューションを提供しています。
- - Feedback Studio: 学生へのフィードバックを効率的に行うツール。
- - Gradescope: 組織的な採点と評価を促進するプラットフォーム。
- - iThenticate: 研究者向けの著作権侵害チェックツール。
- - Turnitin Originality: 剽窃防止を目的としたテキストのオリジナリティ確認ツール。
- - Turnitin Similarity: 文書の類似性を分析する機能。
これにより、学生たちは自信を持って独自の成果を発表できる環境が整い、教育の質が向上していくことが期待されています。
結論
今後、Turnitinの日本での活動が充実することで、国内の教育現場においてさらに多様なサービスが展開され、学生の学びをより深める助けになることでしょう。「アカデミック・インテグリティ」の確立が今後ますます進む中、Turnitinはその重要性を再確認させる存在として、教育界に貢献し続けるでしょう。
詳細はTurnitinの公式ウェブサイトをご覧ください(
Turnitin公式サイト)。