岡山大学と電気通信大学
2025-12-05 06:23:39

岡山大学と電気通信大学がヘリウムリサイクル事業について密接な意見交換を実施

岡山大学と電気通信大学が連携を強化



2025年11月11日、国立大学法人岡山大学は、東京都調布市に所在する電気通信大学を訪問し、両大学の研究機器共用体制を強化するための意見交換会を開催しました。この会合では、特に「中四国・播磨ヘリウムリサイクルネットワーク」(通称:中四国・播磨HeReNet)に関する議題が中心となり、双方の取り組みや今後の展望について深い議論が行われました。

意見交換の内容



会議には岡山大学から畑中耕治副タスクフォース長をはじめとし、技術職員や事務職員が参加しました。一方、電気通信大学側からは研究設備センター低温部門の小林利章学術技師や鈴木仁美チーフURAが出席しました。また、大阪大学の技術専門職員も保守・管理に関する助言を行いました。

意見交換会では、電気通信大学が行っているヘリウムガスの回収とその後の液体ヘリウム供給について詳しい説明があり、東京農工大学との液体ヘリウム輸送方法や料金設定などについても意見が交わされました。これに加え、岡山大学からは「中四国・播磨HeReNet」や「クライオ電顕」、「トモグラフィアカデミア」といった研究に関しての説明が行われ、共同研究の方向性が示されました。

実地見学



訪問中、岡山大学のメンバーは電気通信大学のヘリウム液化機や回収作業の現場を見学し、機器の見識を深めることができました。また、東京農工大学でも、ヘリウムガス回収に関する教授から直接説明を受ける機会があり、具体的なデモンストレーションも行われました。

HeliGet事業の進展



さらに、既存の使用済み設備から液体ヘリウムを回収する「HeliGet」事業に関しても話し合いが行われ、今後の回収事業における協力体制が模索されました。岡山大学は、このネットワークを通じて近隣の大学や高等専門学校、研究機関、企業に液体ヘリウムを供給することで、地域の研究力の向上を図ることが期待されます。

研究活動の重要性



今回の電気通信大学への訪問は、ヘリウムリサイクル事業の成功事例を共有し、解決すべき課題を明らかにする貴重な機会となりました。岡山大学がこのネットワークや「HeliGet」を活用することで、研究開発の裾野が大きく広がり、最終的には国内の研究力向上やイノベーションの創出に寄与できると考えています。

更なる期待



地域の中核大学である岡山大学が、この取り組みを通じてさらに多くの成果を上げられるよう、今後の挑戦に期待が寄せられています。このような活動を通じて、岡山大学は地域社会とともに成長し、持続可能な開発目標(SDGs)達成にも貢献していくことでしょう。


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会社情報

会社名
国立大学法人岡山大学
住所
岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス本部棟
電話番号
086-252-1111

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