福島12市町村への移住者が増加!236人増の839人に。
福島県は、令和5年度の移住世帯数・移住者数を発表し、県全体では過去最多の2,437世帯、3,419人となりました。中でも、福島第一原子力発電所の事故により避難指示等の対象となった福島12市町村への移住者数は、前年度比236人増の839人と、増加傾向にあります。
この増加は、(公財)福島イノベーション・コースト構想推進機構が運営する、ふくしま12市町村移住支援センターの積極的な取り組みが奏功したと言えるでしょう。同センターは、2021年7月に開設され、移住希望者に対し、地域の情報発信、移住体験ツアー、セミナー、各種支援制度の案内など、多岐にわたる活動を展開しています。
移住促進センターの取り組み
センターでは、移住希望者が福島12市町村の暮らしを具体的にイメージできるよう、様々な取り組みを行っています。
1. 情報発信の強化
移住検討者向けにポータルサイト「未来ワークふくしま」を開設し、12市町村の情報を発信しています。また、SNSやニュースレターなどを通じて、最新情報やイベント情報を発信しています。
2. 移住体験ツアーの開催
実際に12市町村を訪れて、地域の魅力や暮らしを体験できる移住体験ツアーを積極的に開催しています。令和5年度は、1,375名もの申込者が殺到し、人気ぶりを示しています。
3. 移住セミナーの実施
移住に関するセミナーを定期的に開催し、12市町村での暮らしや仕事、支援制度について詳しく説明しています。令和5年度は、365名が参加しました。
4. 交通費等補助金の交付
移住検討者が12市町村を訪れる際の交通費などを補助する制度を設け、現地訪問を促進しています。
5. 起業支援金の申請サポート
福島県12市町村起業支援金は、県外から12市町村へ移住して新たに起業する方に対し、起業に必要な経費の一部を補助する制度です。センターでは、申請を希望する方に対し、申請作業のサポートを行っています。
福島12市町村の魅力
福島12市町村は、豊かな自然と伝統文化、そして温かい人情あふれる地域です。近年では、移住者向けの支援制度が充実し、起業しやすい環境も整いつつあります。移住先として、注目を集めています。
今後の展望
センターでは、今後も移住希望者にとって役立つ情報提供やサポート体制を充実させていくことで、福島12市町村への移住促進を図っていくとしています。
福島12市町村で、新しい生活を始めてみませんか?
参考情報
福島12市町村移住支援センター:https://mirai-work.life/
未来ワークふくしま:https://mirai-work.life/
* 福島県12市町村起業支援金:https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/11050a/fuku12-kigyoushienkin.html