渋谷のサステナビリティ調査
2025-03-26 14:23:50

慶應義塾大学と東急が連携、広域渋谷圏の飲食店における食のサステナビリティ調査実施

慶應義塾大学と東急が仕掛ける、渋谷圏の飲食店調査



慶應義塾大学の蟹江憲史教授の研究会、東急、そして東急不動産ホールディングスの3者が共同で、広域渋谷圏における飲食店の「食のサステナビリティ」に関する調査を行いました。この調査では、35店舗を対象に対面でのインタビュー方式で実施され、渋谷地区の飲食業界におけるサステナブルな取り組みの現状や意識が明らかになりました。

調査の目的と結果


調査の主な目的は、飲食店がサステナビリティに対してどう取り組んでいるか、またその意識を探ることです。その結果、実に77%の店舗が「サステナブルな取り組みをしたい意向がある」と回答し、71%が既に何らかのサステナブルな取り組みを行っているといいます。しかし、その一方で「コストがかかる」「お客様のニーズを感じない」といった理由から、取り組みへの消極的な意見もあがりました。

学生の視点からの提案


調査には慶應義塾大学の学生も関与しており、彼らの視点からは「サステナビリティの定義が曖昧」といった意見や、消費者が求める「味」や「価格」とのバランスを考慮した提案が寄せられました。また、消費者にサステナブルな選択を促すためのイベントや、サステナブルな飲食店への認証制度の導入など、具体的な提案も行われました。

未来への展望


今後、この調査結果をもとに東急と東急不動産ホールディングスは、サステナビリティの推進と消費者のエクスペリエンス最大化を目指した施策を検討していく予定です。蟹江教授も指摘しているように、持続可能性の意識が高まることで、渋谷圏の飲食店における「渋谷型都市ライフ」の実現に寄与することが期待されています。

コメントと今後の取り組み


蟹江教授は、調査を通じて得られた知見が今後の飲食業界の発展にとって重要であるとの見解を示しています。また、「ビヨンドSDGs」の議論を通じて、2030年以降の持続可能な社会へ向けた活動を加速させる姿勢が求められています。

この共同調査は、渋谷の飲食店だけでなく、未来の飲食業界全体にとっても新たな方向性を示す重要なステップと言えるでしょう。行動を加速させ、持続可能で豊かな社会の実現に向けたさまざまな取り組みが今後も続いていくことが期待されています。

アンケート実施の概要


調査は対面インタビュー方式で行われ、店舗業態は和食、カフェ、イタリアンなど多岐にわたります。また、回答者は20代から60代までの幅広い年齢層から構成されており、彼らの意見が今後の施策に大きな影響を与えることでしょう。

このように、集まった意見やデータをもとに飲食業界がどのようにサステナブルな取り組みを進めていくのか、今後の動向に注目です。


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会社情報

会社名
東急株式会社
住所
東京都渋谷区南平台町5番6号
電話番号
03-3477-0109

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