シナスタジアが新たなモビリティ体験を提供
株式会社シナスタジアは、移動をテーマパーク体験に変革するために、2026年2月28日、完全子会社「RideVision株式会社」を東京都港区に設立しました。この会社は、シナスタジアのモビリティXRプラットフォーム「RideVision®」をさらに発展させるために設立されました。RideVisionは、さまざまな交通手段に後付けできるXR体験を提供し、観光や旅客交通の分野に新たな価値を創造することを目指しています。
子会社設立の背景
シナスタジアはこれまでに、都市や交通、インフラ分野において、空間コンピューティング技術とAIを基にしたデジタルソリューションの提供に取り組んできました。特に、移動時間を新しい体験に変えるモビリティXRプラットフォーム「RideVision」の開発には力を入れており、これは国内外での事業展開を進める上で重要な要素となっています。RideVision株式会社の設立により、事業推進体制の強化と迅速な意思決定を実現し、エクイティファイナンスによる資金調達も視野に入れています。
代表取締役の岡井谷紘喜氏は、「AIの急速な進化とXRハードウェアの成熟を背景に、このタイミングで新しい事業展開が可能になった」とコメントしています。RideVisionを活用することで、バスや鉄道、船舶などに新しい体験を提供し、「テーマパーク産業の民主化」を推進したいとしています。
RideVisionの事業内容
RideVision株式会社は、観光や旅客交通分野において、デジタルエンターテインメント体験の展開を目指します。その主な事業内容には以下が含まれます。
- - モビリティXRプラットフォームの開発と提供
- - 観光・旅客交通事業者向けの導入・運用支援
- - 移動とXRコンテンツの企画・制作
- - XR技術及びヒューマンマシンインターフェースの開発
「RideVision®」は、自動運転技術を生かした高精度の自己位置推定技術と空間コンピューティングを統合し、様々な乗り物の車内体験を拡張します。具体的には、バスや電車、船舶に後付けすることで移動時間に新たな体験価値を生み出し、乗物の挙動とXR映像をリアルタイムで同期させることで、快適な没入感を提供します。
海外展開と導入事例
RideVisionはすでに海外での導入が進んでおり、2025年にはハワイ・ホノルルで観光エンターテインメントツアー「XploreRide Hawaii」がオープンする予定です。これにより、現地の観光スポットを巡るバス移動の中で、XRコンテンツと車窓の風景を組み合わせた新しい観光体験が提供されることになります。
今後は、日本国内でも主要観光都市での導入を進め、特に東京、日本橋でのXRクルーズの実現に向けた準備が進められています。また、著名な地域資源やIPとのコラボレーションも視野に入れており、エンタメコンテンツの輸出パッケージ化も考えられているとのことです。これにより、より多くの人々に新たな移動体験が届けられることが期待されています。
シナスタジアについて
株式会社シナスタジアは、「先進技術を用いた新しい人と空間の関係」をビジョンに掲げ、都市・交通・インフラ領域におけるデジタルソリューションの開発に注力しています。RideVisionの他にも様々なサービスを展開し、都市計画や景観のデジタル変革を推進し続けています。
今後のRideVision株式会社の活動が、どのように観光業界や日常の移動体験に影響を与えるのか、注目が集まります。