神田外語大生による震災復興ビールのプロジェクト
神田外語グループ(東京都千代田区)は、東日本大震災から15年の節目として、福島の復興を支援する「震災復興発信プロジェクト」を開始しました。このプロジェクトの一環として、神田外語大学・柴田真一ゼミの学生19名が、福島県広野町と株式会社大鵬と連携し、オリジナルビールの企画・開発に取り組んでいます。彼らは、2025年11月19日に羽田空港内にあるクラフトビール醸造所レストラン「HANEDA SKY BREWING」で仕込み式を実施予定です。
このプロジェクトでは、福島と密接に連携し、地域の特徴や魅力を学生たちの視点から発信することを目指しています。特に、大震災からの復興の歩みを共有するという重要な使命を担っています。学生たちは、2025年8月に福島県の浜通り地域を訪れ、震災復興に関する取材を行い、その経験を元に日英両言語で「震災復興新聞」を作成中です。
この新聞では、現地の人々との出会いや、地域振興に関わる具体的な取り組みを紹介し、完成後には地元知事への謹呈や海外提携校への紹介を行う予定です。
震災復興ビールとは
ビールの企画は、震災復興新聞の完成にあわせて発表されます。このビールは、福島の現状を広く伝えるための重要な役割を果たすことを目的にしています。ビールの原材料には、広野町の振興公社が提供する地元産の「朝陽に輝く水平線がとても綺麗なみかんの丘のある町のバナナ」(愛称:『綺麗』)を使用します。
このバナナは、震災後の復興の象徴でもあり、環境に恵まれた広野町で育ったことから、その名が付けられました。学生たちは、このバナナを通じて、福島の特産品や挑戦をより多くの人々に知ってもらうことを目指しています。ビールの味作りには、普段ビールを好む学生とあまり飲まない学生が参加し、誰にでも楽しんでもらえる味を追求しています。アルコール度数は控えめに設定されているため、幅広い年齢層の方にも楽しんでいただける内容になっています。
プロジェクトの意義
この「震災復興ビール」は、単なる商品開発にとどまらず、地域の人々との協働による復興の物語を伝える媒体でもあります。学生たちは、ビールのラベルデザインも手掛けており、そこには「震災復興新聞」のデジタル版へのQRコードが印刷される予定です。この仕掛けにより、手に取った方が福島の現状や学生たちの学びに触れることができる工夫が施されています。
また、広野町振興公社の代表取締役である中津弘文氏も、このプロジェクトが地域住民の「地域愛や誇り、自信、希望」を高めるきっかけになると述べています。
まとめ
震災復興ビールの開発とその背後にあるプロジェクトは、学生たちが自らの力で福島の未来に貢献しようとする姿勢を示しています。地域との連携を通じて、震災からの復興を世界に発信する彼らの活動は、多くの人々に福島の今を知ってもらうきっかけを提供することでしょう。進行中の「震災復興新聞」と「震災復興ビール」に、ぜひご期待ください。