東京都主催の社会課題解決型支援プログラムに採択された企業活動

東京都が主催する「Tokyo Co-inNovators」は、2024年度からスタートした社会課題解決に向けたスタートアップ支援プログラムです。このプログラムでは、多様なテーマ領域を設定し、デジタルトランスフォーメーション（DX）、環境・サステナビリティ（GX・CE）、そして女性活躍支援／フェムテックなど、革新的なソリューションを持つスタートアップとの協業を推進しています。

プログラムの目的

この取り組みの主な目的は、社会的課題を解決するためのビジネスモデルの検証や製品・サービスの実装を支援することです。具体的には、スタートアップと企業・組織とのマッチングを通じて新たな協業機会を創出し、各種イベントを通じて参加企業との意見交換を促進しています。

ピッチイベントなどの実施

特に注目すべきは、全6回にわたるピッチイベントで、ここではスタートアップが自社のソリューションを発表します。これにより、参加企業・組織との活発なネットワーキングが行われ、実践的なビジネスマッチングが可能となります。次回の開催は2025年7月9日で、Tokyo Innovation Baseにて行われる予定です。また、参加は無料で、オープンイノベーションに興味がある企業経営層が対象となります。

SUSTAINABLEMEの取り組み

このプログラムには、株式会社SUSTAINABLEMEが採択されました。同社は、自社プロダクト「menome」を通じて、性差医療や人的資本、AIを駆使した組織パフォーマンスの最大化を目指すサービスを提供しています。コンセプトは「働く人のウェルビーイングを、そっと、日常の中に。」となっており、ホルモンバイオデータをAIで解析するなどの革新的なアプローチが特徴です。

主力サービスの特徴

- ホルモンバイオデータ×AI解析：身体の健康状態をデータで可視化し、個々の健康問題に早期に対処。
- 痛みのない検査フロー：従来の医療検査に比べて、負担が少なく簡便。
- アクション提案：可視化されたデータを元に、具体的な行動指針を提案。

このような取り組みにより、同社は企業との連携機会を広げていく予定です。特に、パフォーマンス低下や離職リスクの早期発見、さらには健康経営優良法人認定取得のサポートが期待されています。

大阪・関西万博への出展

さらに、株式会社SUSTAINABLEMEは2025年に開催される大阪・関西万博への出展も決まりました。会期は6月27日から29日までで、「Japan Health」テーマパビリオンなどに参加します。この機会を通じて、より広範な層へ向けて自社の取り組みをアピールすることが可能です。

社会課題解決に向けた未来への挑戦

このたびの採択を非常に光栄に思っており、東京発のオープンイノベーションを通じて、menomeの持つホルモンバイオデータとAI解析技術で、働く皆さまの見えない不調を早期に把握することで、組織の生産性向上に貢献する所存です。株式会社SUSTAINABLEMEは今後も、働く人と組織のウェルビーイングを向上させ、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。