CGworksが制作したバーチャル企画展『高山植物』
株式会社CGworksは、国立科学博物館主催のバーチャル企画展『高山植物』の制作を担当し、オンラインで常設公開されている。オンライン企画展は、PCやスマートフォン、VRゴーグルなどを使って、誰でも高山植物の世界を体験できる貴重な機会を提供している。
企画展の概要
このバーチャル展は2つの章で構成されており、豊かな高山植物の生態を詳しく知ることができる内容となっている。企画展は、主に以下の二つの章に分かれています。
第1章: 北アルプス白馬岳の高山植物
第一章では、ドローンで撮影された北アルプス白馬岳の空撮映像をもとに、3DCGで作られたバーチャル空間が展開される。多彩なシーンで白馬岳の美しい景観を体験しながら、百種類を超える植物の詳細な解説を受けることができる。訪れる人は、山の景色を楽しみながら、植物の観察や解説を聞くことができるインタラクティブな体験が待っている。
例えば、白馬岳の大雪渓から頂上宿舎、そして4つの異なるシーンに分かれて展開されたこの体験では、植物に近づくとそれぞれの解説がポップアップし、視覚的及び知識的な満足感を提供します。これにより、ただ見るだけでなく、実際に植物と触れ合うような感覚を味わえるのです。
第2章: 高山植物の保全
第二章では、筑波実験植物園で保全されている高山植物の危機的状況とその保全活動について紹介される。特に、危険にさらされている植物やそれに連なる動物たちを通じて、環境保全への重要性が語られます。
具体的には、高山植物を守ることが、それに依存する動物たちの生息環境を保護することにつながるため、全体的な環境の多様性を保つことができるという視点からアプローチしている。このように第2章では、ただ高山植物に着目するのではなく、その生態系全体を見ることができるのが大きな魅力です。
無料で体験可能
国立科学博物館は、2020年から「おうちで体験!かはくVR」や「たんけんひろば コンパスVR」といったVRコンテンツを展開しており、今回のバーチャル展示室『高山植物』もその一環として提供されています。
このバーチャル企画展は、以下のURLからいつでもどこでも楽しむことが可能です。
バーチャル企画展『高山植物』開催ページ
株式会社CGworksの取り組み
CGworksは、建築ビジュアライゼーションやXRコンテンツ制作を手掛けている企業です。3DCG技術を駆使して企業の課題解決を図っており、このような高品質なプロジェクトを数多く手掛けてきました。特に建築や内装設計の分野に強みを持っており、商品のアイデア出しに役立つサービスの開発にも積極的です。
今後もCGworksは、新たな技術を取り入れながら、環境保全や教育といったテーマに寄与するプロジェクトを展開していくことでしょう。ネットワークを利用することで、物理的には立ち入ることが難しい環境へのアクセスを可能にする、そんなクリエイティブな取り組みに期待が寄せられています。