インターテックが新たな認証サービスを導入
2026年2月、英国ロンドンに本社を持つインターテックが電気部品メーカー向けに「ETLコンポーネント認証プログラム」を開始しました。この新たなプログラムは、これまで完成品向けに提供されていた迅速で高品質なETL安全認証を部品の分野に拡大するものです。具体的には、電源装置、スイッチ、制御モジュール等の電気部品を対象にしており、認証取得までの時間を大幅に短縮することで、企業の市場投入を支援します。
背景と目的
近年、電気・電子機器市場は急速に変化しており、製品ライフサイクルの短縮や技術革新の加速が目立ちます。これにより、メーカー各社は「安全性の維持」と「市場投入の迅速化」の両立が以前にも増して求められています。特に部品メーカーにとっては、グローバルサプライチェーンにおいて信頼性の高い認証を迅速に取得することが、完成品メーカーからの受注に大きく影響する要因となるのです。
従来は、部品と完成品の認証プロセスは別々に行われることが一般的で、そのために重複試験や調整コストが発生し、どうしても市場投入までに時間がかかってしまう課題がありました。インターテックは、これまでのETL認証のノウハウやグローバルな試験所ネットワークを生かし、部品認証のプロセスを一元化することで、製造遅延の軽減や生産効率の向上を図ります。
プログラムの概要
「ETLマーク」は既に北米や世界各国で認知されている電気商品の安全性及び技術的信頼性を示す認証マークです。このプログラムでは、ETLによる「認定コンポーネントプログラム」に基づいて、以下の実現を目指します。
- - 電源装置、スイッチ、制御モジュールなど多様な電気部品への対応
- - 部品と完成品の認証プロセスを統合し、審査の効率を向上
- - 科学的根拠に基づく技術支援を提供し、設計段階からサポート
- - 認証取得までのリードタイムを短縮
また、複雑な製品ポートフォリオを有する電気メーカーに対して、ETL認定部品の特定や調達支援を行うワンストップサービスも提供。さらに、安全認証だけでなく、性能試験や小売業者向けプログラムへの対応、無線/EMC試験、エネルギー効率評価なども支援できる体制を整えています。これにより、企業は複数の機関に依頼することなく効率良くグローバル市場にアクセスできるようになります。
コメント
インターテック エレクトリカル、コネクテッドワールド&トランスポーテーションテクノロジーズ プレジデントのサニー・ライ氏は、「部品は今日の革新電気製品の心臓部です。ETL認証プログラムを部品分野に拡大することで、最も安全で迅速な市場投入ルートを創出し、顧客とエンドユーザーに必要な価値を提供します。」とコメントしています。
また、インターテック日本グループの木村朋聡代表取締役は、「日本のものづくり企業にとって、安全性と市場投入速度の両立は常に課題です。このプログラムの開始によって、部品メーカーがETLマークを活用し、スピーディーに海外市場へ進出できるよう現地サポートを強化します。」と述べています。
インターテック概要
インターテックは、イギリスに拠点を置く国際的な品質保証サービスのリーディングカンパニーであり、100カ国以上に展開している1,000を超える研究所やオフィスを通じて、顧客に最適化された保証・試験・検査・認証ソリューションを提供しています。企業の品質、安全性及びサステナビリティを追求し、365日体制で品質保証サービスを展開していることが特長です。