ライフログテクノロジーとExaMDが目指す新しい健康管理サービス

健康管理の新時代へ

ライフログテクノロジー株式会社（以下、LT）と株式会社ExaMD（以下、ExaMD）は、健康と医療の分野における新たなソリューションを提供するため、業務提携を締結した。この提携により、両社はAI技術を駆使した食事分析を通じて、より効果的な健康管理を実現することを目指す。

パートナーシップの目的

LTは、食事・運動・体重管理をサポートするアプリ「カロミル」を手掛けている。一方ExaMDは、健康・医療分野に特化したAIサービスの開発に取り組んでおり、両者が共同で開発する新しい食事管理サービスは、健康リスクの早期発見や未病の予防に役立つことが期待されている。このサービスは、スマートフォンで撮影した食事の写真やデータをもとに、AIが簡単に分析し、その結果に基づいて適切なアドバイスを提供することを目指している。

独自のAI機能を搭載

新サービスは「予防」「早期発見」「診断」の各機能を兼ね備えており、生活習慣病のリスクを抱える多くの人々に対応したプログラムとなる。実際、日本人の約3人に1人が生活習慣病にかかわっているとされ、この新たなアプローチが求められている。

LTは、これまでも「カロミル」を通じてユーザーの食生活データを収集・分析し、健康管理に寄与してきた。AI技術を活用し、ユーザーに親しみやすい形で健康情報を提供することで、より良いライフスタイルの選択を支援する。この情報をもとに、健康的な生活を目指す多くの人々に貢献していく所存だ。

食事から健康を変革

提携によって生まれる新サービスは、健常者だけでなく慢性的な病気を抱える方にも焦点を当て、「食べたいものを食べる」楽しみを損なうことなく健康的な食生活を提案する。これにより、食事が持つ本来の楽しみを大切にしつつ、健康管理を行うことができる。このアプローチは、患者が自分の健康を意識しやすくするための新しい一手となるだろう。

具体的なサービス展開

LTは「カロミル」「カロミルWebView」によって、膨大なライフログデータを活用し、一般の人々が健康的な生活を送るための意思決定を支援することを計画している。2023年からは、外部サービスにも技術を提供することで、さらなるサービス展開を図る。これは、他のアプリやサービスと連携し、食事データの収集や健康管理を一層強化することに繋がるだろう。

ExaMDの役割

一方、ExaMDはエクサウィザーズから健康・医療領域のAIサービスを受け継ぎ、第一弾のプロダクトとして認知症分野に特化したプログラム医療機器を開発中である。今後、生活習慣病以外の健康リスクに関してもマルチモーダルデータから予測するAI技術を開発し、多様な業界との連携を進め、新たなサービスを創出していく予定だ。