大佛次郎が愛した猫たちの魅力を知る特別展
作家の大佛次郎(1897~1973)は、生涯を通じて500匹以上の猫を飼い、その深い愛情から「大の猫好き」として知られています。彼の執筆活動の傍らで、自由気ままにふるまう猫たちは、彼の心を癒し、創作のインスピレーションを与えました。そんな大佛次郎の猫愛が、特別展「大佛次郎の愛した猫コレクション展」として展示され、訪れる人々を魅了します。
展覧会の見どころ
展覧会では、大佛次郎の愛猫たちにまつわる貴重なアイテムやエッセイの言葉、さらには愛猫たちの写真が厳選されて紹介されます。猫への深い愛情が感じられる作品を通じて、来場者は作家と猫との特別な絆を体験することができます。
特に注目すべきは、河村目呂二の「猫あんか」です。招き猫のコレクターでもある彼は、多才なアーティストとして活躍し、この猫あんかは猫の背中に炭を入れて温める実用品。大佛次郎も愛用していたアイテムで、当時の生活を垣間見ることができる貴重な作品です。
また、吉田永光の「猫の風呂屋」も見逃せません。これは擬人化された猫が風呂に入る様子を描いたもので、明治時代の「おもちゃ絵」としても親しまれました。大佛家には、木村荘八から譲り受けたおもちゃ絵が50枚以上も存在し、この展覧会でその魅力の一端を堪能することができます。
展覧会概要
本展は、令和8年の1月4日(日)から4月19日(日)まで開催され、見学時間は3月までの間は10:00から17:00(入館は16:30まで)、4月からは10:00から17:30(入館は17:00まで)です。
休館日は毎週月曜日ですが、祝日が重なる場合は翌平日が休館日となるため、訪れる際は注意が必要です。また、総合癒しとしての展示は大変躍動的で、見応えがあります。
料金は、大人(高校生以上)が200円、中学生以下は無料ですが、団体料金も用意されており、20人以上の団体であれば150円となります。さらに、横浜市在住の65歳以上の方は100円で入場できる特典もあり、毎月23日(市民の読書の日)と第2・第4土曜日には高校生が無料で入場可能です。
おわりに
今日でも多くの文人に影響を与え続ける大佛次郎の猫への愛情。特別展「大佛次郎の愛した猫コレクション展」は、彼の作品を知ると同時に、猫への愛情の深さに触れられる良い機会といえるでしょう。ぜひ、多くの方のご来場をお待ちしております。