東京都心商業エリアの新たな賃料負担力データ
株式会社ゼン・ランドは、2025年第2四半期版の東京都心商業エリアにおける潜在店舗賃料負担力データを発表しました。このデータは、商業店舗の収益性や賃料負担力の変動を把握するための重要な指標となります。
新しいエリア区分の導入
これまで、ゼン・ランドが発表していた潜在店舗賃料負担力データは、東京都区部の各区全域を単位として推計されていました。しかし、2024年6月に経済産業省が発表した2021年経済センサス「立地環境特性編」を基に、より精緻なエリア区分が導入されました。今回のデータでは、商業集積地区に焦点を当て、5つの主要エリアを選定し、20か所の商業集積地区についての情報を提供しています。
主要な商業エリア
今回の分析では、以下の5つのエリアに注目しました:
1. 東京駅及び日本橋エリア
2. 銀座及び有楽町日比谷エリア
3. 新宿駅エリア
4. 渋谷駅エリア
5. 池袋駅エリア
これらのエリアは、東京都心でも特に商業活動が盛んな地域として知られています。小売販売額や販売効率の推計も行われており、商業施設や店舗の経営者にとって非常に有用なデータとなっています。
データの公開と詳細な分析の提供
ゼン・ランドは、公開したデータに関するPDFファイルを公式ウェブサイトで無料で提供しています。この資料には2025年第2四半期版の推計結果がまとまっており、商業用不動産に関心のある方々や店舗経営者の方々に広くアクセスされることを期待しています。
公開資料のURLはこちらです:
ゼン・ランド市場レポート
さらに、詳細な分析結果を希望される法人や、自社の店舗状況に合わせたマーケティング分析をご希望の方は、個別に問い合わせをすることが可能です。高品質な情報をもとに、適切なビジネス戦略を練ることができるでしょう。
未来への展望
ゼン・ランドは、東京都内の商業地についての最新推計結果を四半期ごとに発表し続けるだけでなく、他の主要商業エリアや全国の中心都市における商業集積地区の動向についても、随時推計を行い、各種サービスを提供する予定です。これにより、商業市場の透明性がより一層向上し、活気あるビジネス環境づくりが進むことを目指しています。
株式会社ゼン・ランドの概要
株式会社ゼン・ランドは2012年に設立された、商業用不動産仲介に特化した企業です。2024年9月期までに契約延べ床面積は約92,000㎡を超えました。
また、2025年5月23日には東京証券取引所のTOKYO PRO Marketに上場し、さらなる成長を目指しています。商業不動産の透明で公正な取引を進め、社会に新たな価値を提供することを理念に掲げており、今後の展開に注目です。