新しい入院着登場
2020-02-25 11:01:38

入院生活を彩る新たな選択肢「みんなの入院着」登場

新たな入院生活を彩る「みんなの入院着」



高齢化社会が進む日本において、入院や介護が必要となる機会が増え、多くの家族がその現実と向き合っています。そんな中、株式会社みんなで人生会議が新たに提案する「みんなの入院着」は、入院生活をより豊かにし、入院や介護を受ける高齢者の心を明るくすることを目指しています。

「みんなの入院着」とは?



この商品は、東京都豊島区を拠点に活動する同社が、2020年2月に予約受付を開始したもので、機能性とデザイン性を兼ね備えた入院着です。特に、高齢者が「着たい」と思える洋服を提供することに重点が置かれています。入院生活が精神的に厳しい中でも、自分らしい装いを楽しめる環境を実現することを目的としています。

業界初の試み



「みんなの入院着」は、日本の医療・介護産業において、着やすく、着せやすい「機能性」と、デザイン性をバランスよく取り入れた製品です。この取り組みは、2019年に東京都が主催するビジネスプランコンテスト「TOKYO STARTUP GATEWAY2019」でファイナリストに選ばれ、最終選考会ではオーディエンス賞を受賞するなど、評価を受けました。また、2020年2月に放送されたテレビ東京系の「TOKYO STARTUP DEGAWA2020」では最優秀賞も獲得しています。

特徴と販売情報



現在、「みんなの入院着」には、女性向けと男性向けの2つのタイプが用意されています。女性向けには、カシュクールドレスと上衣がピンクまたはパープルで展開され、男性向けにも上衣がデザイン準備中です。入院患者に寄り添ったこの商品は、初回出荷が2020年4月の予定で、特別に20着限定の予約販売が行われます。これにより、多くの家族や高齢者の要望に応えることが期待されています。

開発の背景



この商品のアイデアは、代表取締役の笈沼清紀氏の実父の入院生活がきっかけで生まれました。父親はアルツハイマー型認知症を患い、適切な衣服が提供されなかったことから、笈沼氏は入院着の開発を決意しました。服装が精神的健康や自尊心に与える影響を考慮し、彼は生涯を通じて自ら選びたいと思える衣服を提供することに努めています。

健康的で豊かな生活の支援



「みんなの入院着」は、使いやすさを考えた機能的な作りとなっています。たとえば、寝たままの姿勢で着脱が可能で、点滴やギプスがあっても快適に着ることができるデザインが施されています。また、ウェストにはゆとりを持たせ、長時間の着用でも安心感があります。この製品は、高齢者の尊厳を保ちながら入院生活を安楽にするための重要な選択肢となり得るでしょう。

未来への展望



「みんなの入院着」プロジェクトは、入院や介護の日常をより豊かで意味のあるものに変えることを目指しています。この製品を通じて、選択肢のない入院生活を変革し、高齢者とその家族が豊かに暮らせる社会の実現に貢献することを目指しています。今後ますます期待されるこの製品を、是非体験してほしいと思います。

詳細は、公式ウェブサイトをご覧ください。

会社情報

会社名
株式会社ケアウィル
住所
東京都豊島区駒込4-2-24
電話番号

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