スタートアップと安全
2025-02-27 11:49:45

スタートアップイベントにおけるハラスメント防止ガイドラインの整備と支援施策

スタートアップイベントにおけるハラスメント防止ガイドラインの整備



スタートアップの世界では、多くの人々が新たなビジネスの可能性を探求し、成長していく様子が見られます。しかし、こうした活動の中で、ハラスメントが発生することがあるのは、そうした環境にいかに多様な人々が集まり、さまざまなバックグラウンドを持つかということを考えると理解できます。非営利株式会社ピロウと株式会社SISTERSは、この問題を真剣に受け止め、スタートアップ関連イベントでのハラスメント防止に向けたガイドラインのフォーマットを発表しました。

ハラスメントの実態調査



当社が実施した『起業と性被害対策実態調査』により、約80%の起業・経営支援イベントで性被害防止のためのガイドラインが設けられていないことが分かりました。この調査結果は、業界内でのハラスメントの深刻な実態を浮き彫りにしています。このような課題を受け、今回、公開されたガイドラインは、スタートアップイベントにおけるハラスメントを防止するための第一歩です。

ガイドラインの内容



公開されたガイドラインは、以下の要素を含む包括的なものであり、イベント主催者がどのようにハラスメント防止に取り組むかを示しています:
  • - ガイドラインの目的
  • - 適用範囲の明確化
  • - 用語の定義
  • - セクシュアル・ハラスメントやパワーハラスメントの定義
  • - ハラスメントを防ぐための望ましい行動
  • - ハラスメント発生時の適切な対応方法

このガイドラインを通じて、イベント主催者は参加者が安心して参加できる環境を整備できるようになります。具体的には、参加者がハラスメントを報告しやすいようにサポート体制を整えたり、研修を通じてハラスメントの認識を高めたりします。詳細は、こちらからダウンロードできます

IMPACT SHIFT 2025での取り組み



2025年3月1日と2日に開催予定の『IMPACT SHIFT 2025』カンファレンスでは、この新しいガイドラインを基盤としたハラスメント対策が導入されます。このイベントは、業界最大規模のカンファレンスとして、多くの人々が集まる予定です。特に、参加者が安心して交流できる環境を整えるために、「NOハラスメント宣言」を掲げたハラスメント対策が講じられることになります。

具体的には、ハラスメント相談窓口の設置や、運営者に対するアクティブバイスタンダー研修の実施など、さまざまな対策が講じられます。特に、アクティブバイスタンダー研修では、参加者に対し、ハラスメントに対する初期対応を行うためのスキルが教育されます。この研修は、ハラスメントの基本的な知識の理解から始まり、実際に介入する方法を学ぶことが目的です。

今後の展望



ピロウとSISTERSが掲げる本ガイドラインの整備は、スタートアップの世界におけるハラスメントの許容を排除し、文化改善に寄与するものです。ハラスメントのない社会を目指し、この取り組みを通じて、更なる意識の高まりと行動が求められます。『IMPACT SHIFT 2025』では、このガイドラインに基づく活動の成果を発表し、今後の進展に向けた道筋を一緒に描いていくことでしょう。

このように、スタートアップ業界におけるハラスメント防止のための取り組みは、未来のビジネスシーンをより良いものにする一助となることを願っています。参加者全員が気持ちよく活動できる環境が整うことによって、より多くのアイデアやイノベーションが生まれることを期待しています。


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会社情報

会社名
非営利株式会社ピロウ
住所
東京都北区赤羽1-7-9 赤羽第一葉山ビル4階
電話番号
080-4342-1954

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