新田和長の著作再重版
2025-12-16 13:12:57

伝説のプロデューサー、新田和長の初著作が再重版!

伝説の音楽プロデューサー、新田和長の著作が再重版



2024年9月17日、新田和長氏による初の著作『アーティスト伝説レコーディングスタジオで出会った天才たち』が再重版される運びとなりました。この著作は、忌野清志郎や加藤和彦、小田和正をはじめとする多くのアーティストとの出会いと、彼らと共に創り上げた数々の名曲の裏側を描いた貴重な記録です。

新田氏は、フォークとロックを融合させた音楽界のレジェンドであり、東芝EMIのプロデューサーとして数々のヒット曲を生み出しました。彼の音楽に対する情熱は学生時代から始まり、音楽制作の現場にはとても強い信念を持っていました。「アーティストが主導権を持つべきであり、制作はチーム作業である」との思いが込められています。

この本では、フォーク音楽グループ「ザ・リガニーズ」のリーダーを務めていた彼がどのように音楽の道へ進んだのか、また、ビートルズの初代ディレクター高嶋弘之氏の影響を受けたエピソードなども紹介されています。新田氏は、音楽業界の中で多くのアーティストたちと交流し、それぞれの才能に寄り添いながら新しい音楽の扉を開いてきました。

著作の内容と魅力


本書では、活字の向こうに創造の現場の興奮や、アーティストたちの表情や声が感じられるように描かれています。また、ページをめくるたびに目に映る音楽の裏話は、まるで小説を読んでいるかのような没入感を与えてくれます。

目次には、忌野清志郎の誕生や、財津和夫の「魔法の黄色い靴」、小田和正とオフコースの「ラブ・ストーリーは突然に」など、数々の名曲に関するエピソードが収められています。新田氏がアーティストとの対話を通じて、どのようにして名曲が生まれたのかが詳細に語られています。このような裏話は、音楽ファンのみならず、多くの人々にとっての興味深い読み物になるでしょう。

新田和長の軌跡


新田和長氏は1945年に横浜で生まれ、早稲田大学でフォークソングクラブに所属していました。彼が音楽業界に入った1960年代は、アーティストに対する価値観が現在とは大きく異なり、「歌手」や「タレント」としか考えられていなかった時代です。そうした中で、彼はアーティスト側に立つ音楽主義を貫いてきました。レコード制作の現場での体験を経て、多くの才能と出会い、数々のヒットを生み出しました。

文化や技術の変遷の中で、アーティストが主導権を持つこと、またプロデューサーがその意義を再確認することは、大きな価値を持っています。新田氏の言葉、「良い歌を歌う人に価値がついてくる」という思想は、今なお多くの音楽制作者に受け継がれていることでしょう。

終わりに


『アーティスト伝説レコーディングスタジオで出会った天才たち』は、音楽界の貴重な歴史と新田氏の情熱が詰まった作品です。再重版により、さらに多くの人々にその魅力が届けられることを期待しています。音楽に情熱を持つすべての人に読んでいただきたい一冊です。


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