新機能RMP参照機能を追加したスマート薬歴GooCoDX
株式会社グッドサイクルシステムは、同社が提供する電子薬歴システム「スマート薬歴GooCo DX」に、RMP(医薬品リスク管理計画)参照機能を導入したことを発表しました。この新機能により、薬剤師は令和6年度調剤報酬改定に対応し、医薬品リスク管理計画に基づく薬学的管理を効率的に行えるようになります。これにより、患者への安全性に関する指導が一層充実し、対人業務も強化されることでしょう。
背景:薬剤師の業務改革
近年、薬剤師の業務は対物から対人へとシフトしています。特に、令和6年度の調剤報酬改定では、医薬品リスク管理計画が評価されることが求められ、「特定薬剤管理指導加算3」が新設されました。これにより、薬剤師はRMPの策定が義務付けられている医薬品について、患者やその家族に対して安全な使用方法やリスクに関する指導を行う必要があります。そのため、薬剤師からは、効率的に情報を参照できる電子薬歴システムの機能が求められていました。
参照機能の具体的な内容
新たに追加されたRMP参照機能では、次のようなガイド機能が導入されています:
1.
RMPボタンの表示:医薬品にRMPが存在する場合、その情報をマークする「RMP」ボタンが表示されます。
2.
閲覧サイトの自動表示:このボタンをクリックすることで、該当医薬品のPMDA添付文書関連情報がインターネットブラウザで表示されます。
3.
閲覧日の記録:ガイド機能では、薬剤師が当該薬品を閲覧した日付も記録されるため、後の参照にも便利です。
対応製品とサービスの展開
この新機能は「スマート薬歴GooCo DX」だけでなく、株式会社EMシステムズの「MAPs for PHARMACY DX」や「スマレキ with Recepty」、株式会社ユニケソフトウェアリサーチの「レセコンクラウド薬歴連携システム P-CUBE+g」などにも対応しています。
サービスの開始は2024年5月末からのバージョンアップよりスタートしています。これにより、多くの薬剤師がこの便利な機能を活用し、さらに質の高い医療サービスを提供することが期待されています。
企業情報と活動の概要
グッドサイクルシステムは、東京都渋谷区に本社を構え、同社の代表取締役会長である大石憲司氏のもと、保険薬局を支援する各種システムを展開しています。特に、電子薬歴GooCoの後継としてリリースされた「スマート薬歴GooCo DX」は、薬局DXに対応する重要なシステムであり、医療現場のデジタル化に貢献するものです。
お問い合わせ先
この新機能に関する詳細や製品情報については、グッドサイクルシステムのウェブサイトをご覧いただくか、お問い合わせください。薬剤師の業務効率向上を目指す新しい一歩として、スマート薬歴GooCo DXをぜひご活用ください。