明和町の「伊勢街道」活性化を目指す官民連携プロジェクト

三重県明和町での観光振興プロジェクト

三重県明和町で進行中のプロジェクト「100年後も歩きたくなる伊勢街道」の取り組みが注目されています。これは、官民が協力して地域の観光資源を活用し、「斎宮跡」を中心に伊勢街道沿いを賑わいあるエリアに変革しようとするものです。この活動は、地域マーケティングを専門とする株式会社マインドシェアが、明和町の一般社団法人明和観光商社と共に実施しています。

プロジェクトの目的

本プロジェクトの目指すところは、未来の世代が快適に伊勢街道を歩ける環境を整えることです。具体的には、地域住民との意見交換を行いながら、宿泊施設や飲食店、体験施設が連動した“点在型分散ホテル＆モール”の構想を練っています。これにより、観光客がより多くの時間を地域で楽しむことができ、帰りたくなるような魅力的な町づくりを進めます。

具体的な取り組み

このプロジェクトでは以下のような活動が行われています：

1. 地域ワークショップの開催（2025年1月予定）
町内外から選ばれたメンバー24名が集まり、ウォーカブルな伊勢街道の将来像について議論します。この意見交換会では、多様な視点からの提案が期待されています。

2. 官民合同の検討会
中部運輸局や三重県、明和町の観光関係者が集まる合同検討会を計4回開催し、観光まちづくりのビジョンを議論する場を設けています。

3. 事業成果報告会・シンポジウム（2025年2月16日予定）
地元の町民約30名が参加し、基調講演やパネルディスカッションを通じて、伊勢街道の未来についての考え方を共有します。

将来の展望

目指すのは単なる企画にとどまらず、実際の事業化に向けた投資と人材の誘致です。本プロジェクトでは、宿泊施設や文化施設を含むまちづくりファンドの設立可能性の調査や、来訪者ニーズに基づく施設設計の草案を立てる等、実現に向けた地盤を固めていきます。これにより、明和町を訪れる人々に新たな体験を提供し、地域の持続可能な発展に寄与することを目指しています。

地域マーケティングに特化したマインドシェアは、37年の経験を生かし、困難を抱える地方行政へ新たな視点での解決策を提供しています。意見交換やデータ分析を通じて、実行可能な観光計画の策定を進め、地域のブランディングや観光資源の活用を図ります。